わかり易い単語を使用する

しいことから簡単なことへの説明

専門的学問の研究をしている場合、他者の論文を読みます。
他者の論文に書かれている単語はたいてい専門的で難しいです。
論文の言いたいことも表面的に一読しただけでは何が書いてあるのかわかりません。
ですから本気で論文を理解しようと思った場合、
何度も読み返したり辞書や単語帳を用いたりします。

こういった論文は最終的に読者に著者のしたことをわかってもらうことが目的です。 その目的を達成するにはどのようにしたらよいのでしょうか。
ここでは人との話からわかり易く説明・理解する方法について書きたいと思います。


近な難しかったこと

先日、ある衣料メーカーの方と話をしていたところ、その方が会話の中でご自身の担当されている服の形について
専門用語を交えながら話されてきました。
私には彼の言っている単語の意味がわかりませんで、つい
「その単語はどういう意味なのですか。」と発言しまいました。
わからない単語が使われてどんどん話が進んでいきますと
相手は満悦で話をしてすっきりしますが、聴いているほうは
話の意味がわからないため非常にストレスが溜まります。

逆に言うと、専門的に詳しくない素人が「わかる」ことは難しく、
どんなに簡単だと思われそうな専門用語だとしても、それを説明する場合は
相手のレベルに合わせて説明しなおす必要があるのだと思います。
確かに、専門家さん同士で話しをされる場合、共通の認識で使われる
単語を用いて話をするのであれば理解のスピードは早くなりますが
それを素人に押し付けるのはいけません。



しい話からえられた教訓

他人の振りみて我が振りなおせとはいえませんが
この経験を通して少なくとも私が相手と話をする際には、
  • わからなければわからないなりに質問をしやすい環境を作ること。
  • 自分が説明する際、基本的に素人にもわかる単語を使用すること。
を実践 したいと思いました。

それをこの難しい本を読んで考えました。
笠巻勝利 人生は好転するから面白い PHP研究所 1994.8 です。

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