心は簡単に表現できない。

難解な文章を書くのは実は簡単です。
それに比べて、誰にでもわかりやすく
物事を表現することは難しいです。
そこでここでは文だけでなく、人の心も
簡単に表現するのは難しいことを書きました。

簡単に表現するのは難しい

聖書やコーラン、仏教の本などは
難しいことを簡単に書こうとしている本です。
これは長い年月をかけて、取捨選択をした後に
洗練された書物です。ですからわかりやすいのです。

それに比べてわれわれが表現する場合
どのようなことでも 
簡単に表現するというのは非常に難しいといえます。

どうしても生まれ育った環境であるとか
教養の多さ、共通語としての言葉の認識が違うことがあるためです。
より多くの人にわかってもらえるような文章を書くには
誰の水準に合わせればよいのかわからなくなります。


日本語も実は難しいもの

日本語もそうですが、
これを学ぶ機会は少ない気がします。

言いたいことや書きたいことを思いのたけ、
表現できたら気持ちはよいでしょう。

私は大学在学時、研究室の先生によって
私の使っている言葉が実は言葉ではない
受け取られ方に違いがある、ということを習いました。


気持ちの受け取られ方の違い

こうした受け取られ方の違いは心の問題でもあると考えています。
つまり私が表現していても、それが相手の心に合致しているのか
あるいは間違って響いているのか考えることがあります。

しかしそれはある意味でしょうがない部分があると思っています。
なぜなら人は人それぞれで違う生き物だからです。

そういった意味では、心理学を専攻している人などが書かれている文章で
気持ちを端的に書いてあるのを読むと、やっぱり凄いなと思う部分があります。
その中の一冊がこれ
「そのままのあなたが、とっても♥すき(上原愛加著 学習研究社発行 2009.5)」です。

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