理系と文系の垣根

 「数学が社会より出来た」であるとか、「国語が数学より出来た」などと言って理系か文系かにこだわる人が居ます。本質的には何にも変わらないのにもかかわらず「あの人は理系だから・・・」「あの人は文系だから・・・」と決め付け、またはこだわってしまうことで、相手の可能性を潰してしまう部分があるのかもしれません。これは非常に残念です。ですからここでは理系・文系問わずにお互いがお互いにいいところを使いましょうといったことを書きました。


優劣の判断とは


 理系、文系それぞれで出来やすい分野と、出来にくい分野とがあります。私はそれは見えやすいものを扱うか否かにかかっているのだと思います。

 特に理系の方の場合は目の前に見える「もの」を扱っている場合が多く、見えない感情などは基本的に出す必要がありません。一方文系の方の場合は人間関係などといった見えない「もの」を扱っていて、見えるものを出す必要はない(逆に出しにくい)のだと思います。

 いずれの場合であっても組織で動く場合はお互いの考え方が必要です。そしてどちらが優れる、どちらが劣るということはないのだと思います。


重要なのはバランス


 重要なのはどちらがどれだけ優れているのかではなく、これらの違いをどう活かしてバランスをとるかなのだと思います。

 例えば理系の方でも会社にいる場合には偉くなるにつれて人を扱うという意味で組織運営をすることもあるでしょう。一方文系の方でもお客さんや上司に業績を納得してもらうためにも、理路整然と話す必要のあることもあるでしょう。

 自分は理系の仕事が向いているから理系の仕事を極めるのだと思うことももちろん結構だとは思いますが、そうしたあらかじめ設定した考えの枠を取っ払うことで自分の可能性をさらに伸ばすことが可能です。


バランスを維持するために


 そうしたバランスをとるためには、多くのことを学び、取り入れられる情報や方法は出来る限り取っておクコとがなされるのだと思います。多くを学び、最終的には自分の感性と照らし合わせて情報を捨てることによって、その時々における「良い」行動をとることが出来ると思います。

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