組織感情をいい意味で育てるには。




















動の動機付け

多くの組織には目標があります。
会社でしたら経営理念、
各種サークルでしたら活動目標 

でしょうか。
会社にて、売り上げが伸びないとき、何も考えていないことがあります。
その場合は

組織の中で考えや気持ちを共有することで

営業話法等の小手先技術以上に有用な手を打てます。

会社の就職面接を受ける場合、一般的な志望動機として
「企業理念に共感しまして」と、話される方が居ます。
しかしあの文言を本当に理解している人がどれだけ居るのでしょうか。
少なくとも私はそのような理由で会社を選んだことはありませんし
本当に共感しているのか、疑問でなりません。
会社員になっても「理念?何それ?」な人が居る(豊島調べ)のに
入社する前の人で本当に分かる人が居るのでしょうか。

一方会社入社後、実際の作業をしていく場合には
その作業の裏にある「心や企業理念」を知ることで、
作業の深みが増すのだと思います。


人の感情

組織は個人の感情の集まりです。

感情は分解すると脳幹からの原始情動から、
大脳辺縁系と折り合い感情を受け取ります。
何も感じることが出来ないことは
過去の記憶に戻って感情を取り戻すことが出来ます。
(トラウマのある場合があるため良いともいえません)


体の感情

個々人が感じた感情を認め、重ねあうことで
古くは外敵から身を守るため、近年ではお互いを認め

共有事項を共に感じ、尊重します。

同じ思いに気づくことで相手を知り、自分を知ってもらえます。
「マナー」の共有もこのようなときに起こると考えられます。
行動を縛り付けるのを目的とした
「ルール」とマナーとを勘違いしないでください。

そして人が集まると、形が無い
「組織感情」なるものが醸成されることがあります。
これを利用することにより
危機感の共有から困ったことへの寄添う会議や
生きる意味の連帯感を考える相談などがなされるため、
怒りも含めて
うまいこと利用することで行動するパワーになりえます。

なお、構成員は時間がたつことに変わっていくため
定期的にどのような組織感情があるのかを見直すことは重要です。
組織感情を変えるには
個人的感情に立ち返ることでなしえるのだと思います。


事に目を向けてみる

仕事を組織の活動として見ると、多くの方が関係しています。
今している工程の前工程と後工程とを知ることで、
今はどういう役割なのか、何のために仕事をしているのかが
感じえられます。

また、何をいつまでにどうするのか、
助けを求める必要も場合によってはあります。
近年では短期的な目標管理の敷く体制になってきつつありますが
それだとどうしても損得勘定ばかりが働いてしまい
仕事だけでなく組織のつながりも弱くなるので注意が必要です。

組織のつながりを持つためには何かを一緒にし、
目標を達成することが大事なようです。


近な例

高専の吹奏楽部のとき、夏の合宿で皆と一緒に泊まり
誰と誰を付き合わせるかなどということを
夜中にこそこそ話をしていました。
いま考えたらどうでもいいことなのですが、そのような
共通の体験を通すことによって
仲間との関係が強くなるのだろうなと思います。

しかし会社の関係は学校の関係と違い、
利害関係も絡んでくるので
どの方法がイイ!のか一概には言えません。
状況を見合わせないと痛手を負うと思います。
何とかいろいろな方法を試して結びつきの強い環境から
よりよい仕事をしていきたいですね。

何はともあれ自分が感じ、相手を思いやる。

これが組織を回していく意味では重要なのだということがわかります。


と、これを読んで考えていました。
「職場は感情で変わる(高橋 克徳 著 講談社 発行 2009.9)」です。

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