意味づけと構造化






















自分の発言や書いたことをチェック後、
視覚化し、つなげることで構造化出来ます。
構造化する場合、自分の考えを入れることで
新しい考えが生まれます。


え方を知り解決する。

お医者さん、カウンセラーさんをはじめ、
ケースワーカーさんや私のようなソーシャルワーカーなど
人の発達を支援する人は
トラブルの発生する場面に遭遇することがあります。

トラブルは、環境が問題に起因している場合は勿論、
人の考え方に問題のある場合もあります。
トラブルが起こっている人の「考え方」に問題があり、
かつそれを修正することが根本的解決がなされる場合
しばしば考え方のどこに問題があるのかを調べます。
具体的には以下3点を、です。
  • 情報の構造化に問題があるのか
  • 情報の視覚化に問題があるのか
  • 情報のチェックの仕方が悪いのか

代表的な例として「認知療法」があります。
本来認知療法は治療のために行われます。
しかし例え治療のためで無くとも、
基本的な考え方の仕組みを知ることは、
いまの情報があふれる社会で情報をどう整理するか、
自分の考えをどう生かし、伝えるか考える意味で重要です。

そこでここでは人が情報を構造化する仕組みを述べようと思います。
構造化の仕組みをわかることで、今後出てくるであろう無理難題を
無理の無い課題に変える糸口が見出せるかもしれません。


段の会話は意識をしていない。

一般的に普段私たちはほぼ無意識に言いっぱなしの会話をしたり
文章を書いたりしています。目的が無い限りわざわざチェックをしません。
ですから「国会討論」や「学会質問時の不必要な自己紹介」などの
長々しい話を目にすることがあります。
文章でも時々「何を書きたいんや!?」と思う例を見ることがあります。


的に従いチェックする。

ビジネスでにおいて会話や文章を用いる場合は目的があります。
その目的にかなうよう、
会話内容や文章をチェックすること、要約をすることで
何を話していたか、何を書いたかが解り、話や文の内容が引き締まります。

文章なら記録が残るのでわかり易いです。
会話でしたらレコーダーを用いて自分の話し方をきくことでしょうか。
カウンセリングでも逐語記録といってカウンセリングのやり取りを記録し、
自分の対応方法を振り返る場合があります。

ただし、チェックをすると話の内容が引き締まる一方、
そのチェックの仕方にやたらと厳しい時間や目標を設定することで
自分の行動がチェックの目標に縛られてしまい、制限されることがあります。

例えの一つとして、
よく経営の手法において「普段していないことを数字化しましょう」
といわれることがあります。
しかし数字を出すことに躍起になって目標とすると
本来不必要なところまで削ってしまい、
本来ならば事業を回すことが目的のはずなのに
結果として事業を縮小せざるを得なくなってしまうこともあります。
それでは本末転倒です。

ですから、あくまでチェックを目的としないことが大事です。


ェック項目を視覚(絵)化する。

チェックしたことは次に絵にしてみます。
言葉でも表現できるのが望ましいです。
読み手やきき手の興味を惹きつける目的で、
文章を書いたり話したりするときには
「あるある」と共感できるような経験を顕在化します。

これが出来ないと例えば関連性の無い覚えるだけの歴史の授業や
具体性が無く抽象的な部下への指導となります。


同士をつなげる。

そして得られた絵と絵をつなげて筋道を立てます。
これが構造化です。構造化することで問題提起ができます。

自分で考えなくとも他人の考えを用いてもいいのかもしれません。

構造化が出来ると他人との考え方の交換が可能です。
相手から否定的な意見や反論の出ることもありますが、
それら否定意見や反論意見を取り入れ、
もしくは排除する形で合意を形成します。


用例

構造化された考えが取捨選択を繰り返し研ぎ澄まされることで
会社での業務内容や常識、質問となります。

トラブル発生時にすぐに事実を伝えて謝るといったことや
情報の中に自分の意見を加えて自分のなりのアイデアとすること
良し悪しを含めた指示をあおげる、と言ったことです。


とめ

チェック、視覚化し、それをつなげることで構造化するこが可能です。



















それをこの文献を読んで考えました。
「1分で大切なことを伝える技術(斎藤孝 著 PHP研究所 発行 2009.1)」です。


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