表現方法や問題解決に生かせられる方法

 


















理解は、状況から複雑化を経て、あらかじめグループ化された
構成(演繹法か、帰納法か)に従い、疑問、事実、考えを並べます。
また逆の流れに従うことで疑問や問題からの解決ができます。

要なのはイメージ

発明をはじめ、文章を生み出すためには
方法を知ること以上にイメージ化が必須です。
イメージ化すると記憶が容易になるのは勿論、
新しい発想が出来上がることが多いといわれています。

イメージ化が出来ないと、
自分が理解できないだけでなく、相手への説明が出来ません。
ですからイメージ化できるようになり、それがどう関係するのか
知ることは重要です。ここでは、
イメージ化を使った理解の仕方を書きます。

一般的に理解は状況からの複雑化、疑問の受け答えからできます。
科学実験ではあいまいなことを目に見える形で表現します。
仮説を立て、YesとNoの二択であらわすことが可能な
実験の繰り返しをします。説明をする場合は逆をたどります。
実験結果や仮説から実験の要約を抽出しまとめ、
まとめと関係のある背景を考え発表、論文とします。


解の構造-イメージの使用

通常理解とは頭から順に、トップダウンで行われます。
状況を知り、その状況から考えられる複雑化の問題(目的)
さらに疑問の答えをリストアップして目標を設定します。
目標は理由、因果、分解、分類から形作られます。

状況とは「読み聞かせる相手や
文章を読んでもらう方の一般的な状況」です。
情報を抜き出し過去の因果関係を含めて、思い出します。
物語といった疑似餌でこれから説明したいことを導入します。
相手が知らない情報を入れないように注意します。

複雑化の問題とはその「状況と表裏にあるもの」です。
何がどうなっているかと言った複雑化を経て、
どうなってほしいかと言った目的を設定します。

答えとは「なぜ知るか」ということです。ここから目標を作ります。
「なぜ?」「どのように?」からグループの論理的並び替え、
実際の行動、プロセスからの結論を用いて漏れなく無駄なく、表現します。
論理的並び替えは演繹、帰納を使い、ツリー型にしてイメージします。
  • 演繹:3段論法で1)状況を説明2)関連を述べる3)」意味を述べる
  • 帰納:類似性から事例の上部にある推測、一つもしくは複数重ねる。
これまでを図示すると以下になります。
図1.理解の構造


題抽出の構造-イメージの使用-

一方、事例はあるが、体系化できない場合も在ります。
論文や表現するのに窮する場合です。
それは理解の逆をすることで解決を見出せます。

疑問を正しく見極めるうえではじめに
好ましくない現在の状況と、こうあって欲しい望ましい状況を考えます。

次に上記二つの状況から何が問題か、どう問題かといった一つ、
もしくは複数の問題、疑問を導き出し、グループ化します。

グループ化したものを論理的な形(演繹、帰納法)で関連付けます。

最後はそのグループがおきると考えられる複雑な環境(選択肢)を見つけ、
その複雑な環境が起きる一般的な事例を導きます。

コツとしてし、実行していることを図を用いて漏れなく見つけます。
原因やタスクによる分類と組み立てを行い、
Yes/Noによる
二択の選択肢しか選択できないような問題点を洗い出します。


付き

特異な言い方をして、
それを逆再生すると普通に聞こえる場合があるように、
相手の理解しやすい順番に文を組み立てることで
相手への理解は容易になります。


それを以下の文献を見て、考えました。
「考える技術・書く技術(バーバラミント著 山崎康司訳 2008.2 25刷発行)」です。

















表現する方法の前段階、つまり考えることに注力した本です。
本文をまとめている段階で、表現方法と、理解の方法とが
表裏になっていることに気が付きました。

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