成功法則・失敗経験サイクルを回す。

 


















 ある事象を捨てるか複眼的視点を持つか、いつもかけひきで物事は決まっています。それが善いや悪いという判断は立場によって変わることになるのですが、今の状況によってどうするのか考えることは重要です。そこでここでは考えるに当たっての法則を考えたので紹介したいと思います。


世の中ではいつも判断がなされてる


 世の中のことの全てが知れたら最も優れていると思います。そして世の中はそうしようと思っています。法制度の改革案を作るときにはパブリックコメントを組み込んだり。白い巨塔の最後で財前が里見に診断をお願いしたように、です。

 しかし世の中全ては知れません。全ては知れませんし、理由の(わから)ないこともあります。そして何より人間は基本的に自分の経験でしか知れません。ですから正しい仮説を設定し、全てを知れる「現実に近しいこと」を、考えます。逆に言うといくら仮説が確度高く見積もられたとしても、それはあくまで「つもり」です。

 その判断の一手法として確率統計やパレートを用います。そして「見極め」ます。すると無形の「正しさ」や「一流さ」が得られます。これらは目的でなく結果です。


見極め方法とは


 先に示した「見極める」場合、4つのサイクルで成り立っています。
 1「風が吹けば桶屋が儲かる」ように、誰かが仮説を設定し、検証しています。建築業界における景気動向を知る目的での着工面積などがそうです。会社における融資では社長さんを見て、余裕も見ている部分があります。
 2この考えに経営者などの発明者が、意図を与して複眼的視点を持ちます。失敗と成功の両面性を持ち、仲間との関係や独立を通して自己実現を図ります。
 3すると、それまで負け犬だと思われていた判断が、実は勝ち馬だということがわかります。経験を元に学びを自由に身につけ、続けることで力が付きます。そして飛躍します。
 4この考えに法律学者などの研究者が意図を与して単一視点をもたれます。注意力を持ちある程度を捨てて本物となり、制度や法則となります。自由からYES/NOといった判断をし、関心ごとか経時における傾向をみます。

 そして1に戻ります。

図を示すと以下のようになります。
Fig.1 成功法則・失敗経験サイクル

















まとめ


 上図を見ると、時間の経過や物の見方が変えるにつれ、どんどん変わります。これは問題ありません。

 ですから、これから自分がすることは、複眼的視点を持つことなのか、捨て選択することなのか、よく考えることで落としどころ、考えどころを見つかると思います。

それを以下を読んで考えました。
小宮一慶 ビジネスマンのための「発見力」養成講座 ディスカバートゥエンティワン 2007.9です。

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