酒の摂取はほどほどに。

公開日: 4/16/2014 アルコール依存 斎藤茂太 精神保健


酒も薬物なので程々摂取するのが望ましいです。
























 新年度がはじまり、新入生歓迎会、花見、などと年末ほどではないにせよお酒の席に呼ばれる機会が多い時期です。そうした時期に、お酒の席によりよく参加するためにはどのようなことを知っておく必要があるのでしょうか、ここではお酒を飲む場合に気をつけることを書きたいと思います。


社会人の酒


 社会では「飲みにけーしょん」という言葉があります。酒を飲むことで堅苦しい関係が解け、人間関係や人脈が広がることです。酒を「道具」として用い、仕事をよりよくしようと考える人も居ます。私は普段酒を飲みません。宴会の席で飲むことはありますが。宴会以外ですと、どうしても眠らなければならないという場合に睡眠時間の調整のために飲むことはあります。

 私が会社員で働いていたとき、多くの上司が”寝る前”に酒を飲んでいました。さすがに翌朝にまでぷんぷん酒の匂いを振りまいている方は少なかったですが、近くの人が酒の匂いを振りまいていると身体的に大丈夫かなと思うことはあります。

 酒とどう付き合ったらよいか、ということについては斉藤茂太さんの本を読むと良く書かれていますが、あくまでストレス解消程度、ほろ酔い程度(眠くなるくらい)まで飲むところでやめるのが、よいそうです。

皆さんはどれだけ飲まれるのでしょうか。


日本における飲酒の法律と急性中毒による死


 日本では法律上、20歳以上の人は酒を飲むことが出来ます。

 高専は15歳から20歳までの学生がいます。ですから5回生、5年生になってから飲むことが出来るようです。大学は18歳から22歳まで居るので3回生、3年生になったら飲むことが多いのでしょうか。

 こうした時期、社会に出る前に酒に自分の耐性があるのか、ということあるいはどの程度まで飲むことが出来るのかということ、すなわち自分の処理できる「酒量の限界」は知っておくことは必要です。

 自分で酒が飲めないのがわかっているのにもかかわらず一気に過大に飲酒することで気分が悪くなり、みなの前で救急車で運ばれるのはよい行動とはいえないと思います。なぜなら他人に心配を掛けているばかりでなく自己管理が出来ていないと考えられるからです。(救急車に乗るのは仕方がないですが、その前に対処できなかったのかという意味で)


惰性的なアルコール摂取 依存症


 一方、一気に多くの酒を飲むことがなくとも限界を知るためといって未成年のうちからアルコールにおぼれたり、毎日多量の酒を飲み続けると「アルコール依存症」になる危険性があります。(罹患率は0.5%程度)

 統合失調症に比べると罹患率は低いのですが、二次的に自傷他害や脳障害に陥ることもあります。

 酒を飲みたくて仕方がないといった精神依存がおきそれに慣れてくると酒を減らしたり絶つことが怖い、といった身体依存が発生します。

 さらに依存症になってから酒を抜こうと考えると体を虫が這い回るなどといった幻視がおきる場合もあります。

 酒におぼれてしまう方は心の寂しさも原因の一つと思われる部分があるので、この依存症を克服するには他者との助け合いが大事といわれています。そこでアノニマス断酒会などが全国にあり、参加を呼びかけています。

 ですが、これらの会に参加をしたとしても、結局は自分の心による部分が大きく、たとえ何年酒を飲んでいなかったとしても1滴飲んだら逆戻りになってしまいます。何年も禁酒していたが1滴の酒でアルコール依存症へ逆戻りし最終的には自殺をしてしまう、といったケースもよく聴きます。


アルコール依存にかかる摂取酒量


 こうしたアルコールも他の食べもの同様、化学物質(有機化合物)です。こうした化学物質は急性にしても慢性にしても、大量に摂取しすぎたら死にます。

 酒については水ほどでもないにせよ、少量の摂取量で人体への悪影響を及ぼします。有毒性を示す指標として、摂取した量の半数のマウスが死ぬといったLD50という値があり、生物によってその量は異なるにせよ、人間にも値として出すことは可能です(倫理問題で不可)。
 また性差によるアルコール耐性も違うことが知られていて、男性より女性のほうが、より少ない酒量でアルコール依存になるといわれています。
 さらにアルコール摂取した年齢が小さいほど少ない量でアルコール依存が発生するようです。


社会的な役割と姿


 そんな危ない化学物質なら規制してしまえば良いではないか、という考え方もあるにはあります。しかし日本国では酒税の徴収もしているため、日本の経済をまわすためにも規制は難しいです。

 また酒を規制してしまうと日本酒といった伝統的な酒文化も規制してしまうことになりますし、これは即ち文化を国が規制してしまって良いのかという問題にもなります。

 ですから酒を規制する、と考えるよりは酒も使い方を考える方が手っ取り早いのだと思います。

 少ない量であるならば気分の高揚を期待したり、饒舌になるため・相手の本音を引き出すためのアイテムとして非常に簡易で役立たせられるものだと考えることも可能です。

 酒は大量飲酒、慢性飲酒の問題点はあるにせよ、リスクを十分わかった上で性教育と同様、うまく付き合っていくことが大事です。そのためには小さい頃からお酒については学んでおくことが大事なのかもしれません。学校の先生は教えるのでしょうか。教えるなら何の教科で教えるのでしょう。倫理?生物学?どちらかはわかりませんが、どちらにしても酒は節度を持って飲みたいです。
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