組織中心から個人中心の組織へ

公開日: 4/04/2014 感想 職場はなぜ壊れるのか 読書

円は中心があっての円で、円の形が前提なわけではない。



















 ほんまでっかTVにて心理学者さんがおっしゃっていたので本当かは分かりませんが、女性は男性と違ってあいまいさに対する抵抗が低く、完全性を認めたがる傾向にあるそうです。この完全性は組織にて、維持をさせることを目的にしている場合に似ています。順調に組織が成長し続けているならば、維持をすることも問題とはなりません。むしろ求められることだとは思います。しかし現在社会のように停滞期、そして衰退期になった場合、維持することをこだわりすぎると維持するためのコストが高くなり、対処を迫られます。こうした停滞期や衰退期に維持するためのコストが余計にかかってしまうのは問題です。そこでここでは停滞期や衰退期と考えられる現在、そしてこれからの組織はどう行動・変化すればよいか書きたいと思います。


これまでの組織内の諸問題と原因


 日本は大昔から変化をすることを恐れているためか心の奥底に制度としての順序や秩序を大切にする「徳のない儒教思想」があります。学歴もそうですが、会社という営利を目的としている組織の中でもそれがあり、そういった徳のない儒教思想の上に権威主義な組織があると考えられます。そしてその権威主義の上に最近人気の「成果主義」があります(下図)。会社で言うなら一般社員さんは権威主義の上に乗った「成果主義」を見ることが出来ます。
図1.これまでの組織(会社を例に取った成果主義)
















 結果を出せば年収数千万円、などと私の勤めていた会社でも言われていました。が、この成果主義(徳のない儒教思想上の)は、実は結構厄介な問題を含んでいるのです。それは言わなくても解れ、と言った無言で共通な尺度を組織員に持たせることと(日本で言うところの空気を読む)、そしてこれからの評価は過去の出来事にのみ目が向けられてしまうため、組織の中でいかに他人より秀でるか、組織員は皆敵だといった考えを根付かせてしまいます。すると足の引っ張り合いが往々にして起こることがあるのです。そして何もしない人が偉いといった間違った考えを生み出してしまう危険性があります。

 また一点を見て全体を見てしまう人間の特性から、会社の場合ですと上司や管理職のあり方として、ノルマを課したら達成できる、という勘違いを持ってしまいます。そして管理のあり方を監視の仕方と勘違いしてしまうこともあるのです。組織にいる組織員としてはその上司や管理職の「管理という名の監視」を上手いこと使えることが出来れば都合よく生きられます。しかし一方で見方を変えると結局ずるいもの勝ちと言った不健全な考え方が出てきます。この考え方は陥れてやろうとか、よろしくない考えや行動をするため問題です。

 そして同僚としても結果を出しさえすれば後は問題ないのだろうと思い、暇になった分、組織の外に目を向けずに組織の内に目を向けます。すると余分な力が「いじめ」と言う形で内に発散されてしまうこともあるのです。

 ノルマのプレッシャー、同僚からのいじめや上司からセクハラといった過干渉、これらの問題はどうも絶対権威主義な組織形態が原因で生み出されていると考えます。とすると、組織の構造や組織の考え方を変えることが一番早く解決すできるとは思いますが、なかなかそう簡単に変えることはできません。


これからの対策と将来の展望


 ではどうするのか、と考えた場合これには、自分が生きる、変わる、環境に合わせるという気持ち行動を中心とし、先輩や上司、組織の支援者さんを「自らを後押しをする存在」と認識する必要があると思います(下図)。当然逆もありえ、上司や組織は個人を支援する存在であることを認識することが望まれます。立場は当然対等です。

図2.これからの組織 相互扶助型
















 ややもすると会社組織では、上司が部下に命令すると思う場合もあると思いますが、あくまで業務遂行のための指示であり、それ以上でもそれ以下でもないと考えることが大事です。
 上司であればそういった説明する必要もあるのだろうなと思います。「そんなこと言わなくてもわかっているだろ」といった考え方の勘違いは危険です。
 当たり前が当たり前でなくなっている、他人は自分でないのだ、ということを知る必要があります。

 そうした個人の考え方を変えることで組織のあり方も変わります。個々人のあり方や考え方を変え、全体として個人を中心にして協力する組織を作る。個人を大事にする考えが、個人を重視する組織となり、組織がより個人をより大事にする考え成り立つようになることが今後大事になるのかもしれません。


それを以下を読んで考えました。
荒井千暁 職場はなぜ壊れるのか 筑摩書房出版 2007.2です。


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