嫌な相手と接するには

逃げるときには全速力で逃げるんや!


 嫌な人と接し、腹が立つ、どうしたらよいかわからないなどの気持ちになることがあります。こうした怒りや苛立ち、悲しみ、あきれなどの嫌な気持ちは強くとらわれると、病気になることがあります。これは問題です。そこで、こうした悪しき人に接し、悪しき気持ちになる前にはどうするか、ここではその対処法を書きました。究極は相手がどうあれ自分がどうか変わるかが重要であり、戦うか、逃げるかの選択をする必要があります。


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 世の中は全てがわからない場合や、理解できない場合が多々あります。そうしたわからないことが多い世の中で生きる我々は、常に手探りで行動します。手探りでの行動は成功することもありますし、失敗することもあります。失敗は確かにその瞬間は嫌ですが、長期的にみると学び、伸びることが出来ます。例えば人間関係でしたら相手のことを赦すことができるようになる場合があります。

 それと対極な考えに「完璧にする」ことがあります。全てわかっている王様のような気になって監視します。昔の私がそうでしたが、命令しさえすれば解決できると思っています。無駄を極力省き、効率的に物事を捉えようとします。すると人間関係では赦すことが出来ず、怒り、もしくは怯え、相手との関係から摩擦を生ずることになりえます。

 今は後者の王様のような考え方を持っていたとしても、無駄が無駄でないことに気付き、それを習慣化することで前者のような考え方に変わる可能性を持つことができます。


無駄が無駄でないことに気づく


 そのためには行動に際して、目先のラクさに気をとられすぎないようにすること、予定を作ることや予定を実行することに躍起にならないこと、をそれぞれ考える必要があると思います。

 そしてそうしたことを相談できる1)相手 や 2)場所 のあることを知る必要があります。

 特に会社で転職をしていたりしますと即戦力が求められるため、どうしても周りの社員が敵のように見えたりすることがあります。そのような場合でも、仮に会社の中で相談できる方を作るのならば、方法として①相手の懐に無理やり入る②他の場所や相手を見つけることで活路が見出せると思います。

 相談できる人は全体を見据えて自分の立ち位置を教えてくれる人、父性を持って認めてくれる人を見つけられたらよいのかもしれません。


選択肢をもつ


 こうした行動は結局、戦うか、逃げるかの選択をしていることになります。自分の心に従ってどうしたいのか、せねばならぬと思うことはなくても行動に対して選択意志と責任を持つことが望ましいです。

 またこうした戦う場合でも逃げる場合でも、どちらでも第3者の助けや考えが必要だと思います。
 なぜなら人は一人では弱く、考えこんでいるとどうしても悪い方向へ考えてしまうからです。
 悪い方向への考えが積もり積もると、最終的には心の病にもなりかねません。

 特に人と人との折衝をする場合にはネゴシエーターという方がいます。こうした人を必ず持て、ということはありませんが、持っておいたほうがよく生きられるようになるかもしれません。勿論依頼があれば私もそのようなことはします。



それを以下を読んで考えました。
小倉広 「ビミョーな人」と付き合う技術 アスコム発行 2011.3です。

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