相手のことを否定するのは簡単

You DON't って言うのは楽です。




否定は簡単です


 「お前だめ。」「これがいや。」…など他人を否定する方は多いです。そしてこれは自分で何も考えず言いっぱなしなので非常に簡単です。一方否定から先に一歩進んだ話をする方はあまり多くないと思います。

 こうした否定をすることの原因は相手への共感力が不足していることによるものではないかと思います。不安も勿論ありますが、極端な気持ちにこだわりすぎ、また易きに流されることで安易に妥協している部分があるのかもしれません。

 このような否定的な考えを常に持っている場合、相手との関係が悪くなってしまい、問題です。そこでここではこうした否定的な考えを克服する方法を記しました。


なぜそう思ったか


 なぜ否定するのは簡単と思ったか、それは生み出すことは否定すること以上に大変なことに気づいたからです。また否定している自分をあらためて考えた場合、安易な道を選択し、守られる立場に居ようとしているだけで結局は何も生み出せていないことに気づいたからです。

 こうした気持ちの原因は相手への共感の不足と書きましたが、要するに自分が相手の立場に立たず、何ともする気が無いのだと思います。また、そうした何ともする気がない気持ちの裏側には、
  • 体裁は保てるぞ、といった保身
  • 存在を認めたら負けるな、といった恐怖
  • 相手への羨み、もしくは嫉妬
と言ったどす黒い、腐った気持ち 「弱いこと」をアピールしたい気持ちが存在していることもわかりました。

 「弱い犬ほど良く吠える」、と言った言葉もありますね。それです。もしくは「負け犬の遠吠え」ともいえます。


否定からの対策


 そこで、否定的な発言や気持ちに対してどうしたらよいのでしょうか。相手が否定している場合と自分が否定している場合とで考えて見ます。

 相手が否定している場合は、相手の否定している言葉と感情をわけ、感情はひとまず置いて相手の内容を聴く必要があります。そして相手の言葉の内容が明らかに助言でもないし、あるいは中傷を目的としている、つまり否定したいだけの発言であった場合には否定をしている相手から距離を置きます。自分は変えられても相手は決して変えられませんし、そもそも相手の否定に付き合うこと自体が無駄だからです。

 一方自分が否定している場合は、気持ちを一旦は落ち着ける必要があります。否定したい気持ちと実際の話していることとを分け、明確な目標があるのでしたら怖い、不安だ、と言った気持ちを抱えながらも「もしかしたらよいように変わる可能性がある」と期待を持ち発言することが必要なのだと思います。また、否定の感情の先にある、こうなって欲しいと言う言葉をあらわすのも手です。


 いずれも、 行動と感情とをわけ、行動に焦点を当てることで次の行動への対処が可能です。

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