成長サイクルを回す。

自転車も経時で回ってこ移動できるのです。スタンドを立てられたら、その場で回るのみです。




















 組織や個人でも常に「悪い業績だ!」、「終わってる!」などと悲観的にとらえてしまうことがあります。すると結果はそのとおりどんどん悪化します。それは成長を良しと考えた場合には問題です。ではそうした問題を防ぐためにはどのような行動をとればいいのでしょうか。一つには、ある計画サイクルを回すことだと考えています。そこで、ここではそのサイクルの作る方法を書いてゆきたいと思います。


悪いことはないのでは?


 過去から現在ができているという話が有ります。それを参考にしますと、現在を改善することができれば未来は明るいものになる可能性もあると考えられます。

 人生も事業も短期的に見たら失敗と考えられることもあるとは思いますが、常に改善する姿勢を持ち続けていけば、長期的には成功する可能性がある、そう考えることが出来るかもしれません。


目的と改善サイクル、計画


 勿論その際には目的を明確にする必要はあるのだと思いますが、そうした目的が全てだと思わない、即ち囚われすぎないほうが人生を気楽に生きることができます。事実を良悪の両面で捉え、できる限り客観的に数値化します。失敗した場合にも何が原因か考え、次回の計画を立てる際の足がかりとします。(これを改善サイクルとする。)事実を客観的にとらえる手段として概念としての言葉や、他の人を使います。

 例えば、今仮にいまある事実や計画があったとして、その8割が計画通り(確定要素)に遂行されるならば残り2割は不確定要素となります。次にこの不確定要素を事実として考えた場合、二回目の計画を立てることでさらに不確定要素は減り、より明らかな事実を把握することができます(図1)。このように時間はかかりますが、計画の回数を増やすことで不確定要素が減ります。
図1 不確定要素の減らし方
















 また場合によっては不確定要素が、時間の経過につれて肥大化、内容が変更される場合があります。そのような場合は不確定要素をよりよくできる「機会」、と考えることができるかもしれません。


事実検証時:分析時の注意


 計画後の事実の検証作業はどうしてもめんどくさく、できる限りやりたくないと考えがちです。しかしこれを他人に任せてしまったりしてしまいますと、カード決済で言うところの現金感覚がなくなってしまい、事実を見据える実感が無くなってしまいます。

 実感が得られないということは頭でっかちな考えになりがちで、事実(確定要素)の把握に支障をきたすことが多くなります。すると上記のサイクルを回すことができなくなります。


一方で考えからの拡大方法


 また、通常改善サイクル・計画を増やすことで不確定要素を減らすことはできますが、改善を目的とする場合にはこれだけでなく、別の方法として自らの裁量領域を拡大し、他人の裁量領域に食い入ることもあります。(図1でいうなれば計画の領域を拡大する)。

 これは自分の得意な部分を軸として他人の分野に踏み込んでいくことです。事実を事実としてとらえ、時間の軸を長期的にとらえることで常に良くなる可能性を考えることが出来ると思います。


それを以下を読んで考えました。
海老根友仁 会社を替えてもあなたは変わらない 光文社発行 2008.4です。

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