バーンアウト(燃え尽き症候群)と無気力への対策。

公開日: 11/30/2014 カウンセリング技術

日本人には神経症かというくらい真面目な方が多いようです。特に仕事では真面目にすることが良いと考えられている方が居ます。一方で休むことには真面目さが発揮できない方もいます(私がそうでした)。こうした特定で極端な真面目さは続けてゆくとバーンアウト(燃え尽き症候群)あるいは現実へのギャップが重すぎて無気力となってしまう場合があります。こうしたバーンアウトや無気力になってしまうと、何もすることができなくなり問題です。そこでバーンアウト、無気力から脱する方法をここでは書きました。


バーンアウトになる人、自分の認識 


 看護や介護、接客業や指導者的な対人支援の仕事をしている方、あるいは最近では学生の方でも、本当は何も出来ないのに何でもできる、などと言った万能感を持つ方がいます。
 こうした考え方が長期間続いてゆくと、いずれバーンアウトと言われる症状になってしまうことがあります。到着点がわからないから、到着点を見つけるために心のエンジンを常にフルスロットルでふかしている状態だからです。
 自転車で言うと、チェーンがギアから外れているのに前(目標)に進もうと必死でペダルを漕いでいる状態です。これでは体力ばかり消耗し、それでも前に進めない徒労感からいずれ疲れ(無気力)になってしまいます。
常に全開フルスロットルだとすぐ燃料(体力)がなくなってしまいます。





















バーンアウトの症状、他人からの見た目


 バーンアウトしている人や無気力な人を周りが見ると、いずれも「やり過ぎ」、あるいは「やらなさ過ぎ」にうつります。バーンアウトしている方や無気力な人はそのようなことが無くても、です。自他でお互いの見方が異なることに起因します。

 たいていの場合、バーンアウトをしている人が他人を間違って認識していたり、あるいは他人の表面的な部分だけをみて理解していたりするように見えます。あるいは他人の本当の意図を理解することができていない、のかもしれません。

 これは人との接し方を見ているとある程度認識できます。過剰に接したりあるいは放任してしまったりしていることがある方は間違った認識をしている場合が多いです。


直接的な原因


 こうした考え方のずれた原因の一つには 、これまでの生き方によるものもあると思います。

 一般的に現在の自分は過去の自分の選択や行動、生き方からなされていることがあります。つまりこの考え方を応用すると、現在の選択や行動、生き方を変えれば未来の自分を変えることができるのです。

 ですから、バーンアウトや他人との考え方の違いに対する原因がこれまでの生き方によって起こったと考えられるならば、逆にこれからの生き方を変えることによって、バーンアウトを防いだりや考え方の差異を埋めたりする、といったことも可能です。


そこでの対策


 そこでここでは対策として2つの方法を考えています。
 具体的には、はじめに体力が落ちている場合ならばまずはその体力を回復させるようにし、ある程度体力が回復した後に、 ①自分の考えている理想と現実とを知り、統合してもらいます。②できることからはじめて続ける環境から自信をつけ、視野を広げます。こうすることで「自分を変える」きっかけがつかめるかもしれません。

 ①では男が女になれない、大人が子供になれないようにできることとできないことを自身で認識することが必要です。 それは好き嫌いに起因することもあるでしょう。
 例えば休めと言われた場合には、どんな状況であろうと何もせず休む。なにもしないことを真面目にする、できる空間を探すことが必要です。日が出て起きて日が沈んで寝るといった最低限の生活だけでも不具合は回復していくことがあります。近年では文明の発達により、いたるところに情報網があります。自分が望んでいないのにもかかわらずテレビやインターネットなどの情報が入ってきます。そうした情報を自ら断つといった考え方も必要なのだと思います。人間には本来治癒する能力が備わっていることを知って欲しい。やらされていることから自分からすることへの発想を転換してほしいと思います。

 ②では、人は知らず知らずのうちに続けている、続けていけることがあるはずです。ですから、それを見極めるために最初は難しいことと思っていたとしても、小さな目標を立てて、それを達成し続けていくことで慣れる。そして余裕が出てから質の向上や新しい事にチャレンジする。こういった考え方も必要なのだと思います。
理想(レンズ)だけでなく直接現実を見る目も必要かもしれません。




















支える人としての方法


 なお、バーンアウトをしている人、あるいはしそうな人を支える者としては、何もせず生きることのできる環境を作ることも必要です。そこで私ならば何もしないでも許される田舎の寺などを運営し、何もないところから徐々に自分の出来る部分を探せるように支援したいです。ある意味で自然に流れに身を任せて、ケセラセラに生きるのも面白い、思ってもらうのもよいと考えています。

 時に辞書を見ますと失敗することを挫折と言いますが、これは言い換えると理想と現実のギャップが埋まることだと思います。そうした挫折も体験することで、見方を変え新しい見方や考え方を得ることのできるいい機会だと考えることができると思います。
 多くのバーンアウトは理想と現実があまりに乖離しすぎていることからなりえる部分があるのだと思います。ですから休むことで理想の自分を現実の自分と統合する、出来ることを続けていくことで一歩ずつ歩んで欲しいと思います。
自然だけがあるような場所って今は結構少ないのですよね。





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