資格と能力、それに伴う就職は無関係

公開日: 2/02/2015 資格 就職

無意味な四角を積み重ねて何か得られるのでしょうか。






















就職前線と資格 


 10月11月あるいは年始、さらには4月から就職を目的とした大学生が、リクルートスーツを着て企業説明会に出かけるケースをよく目にします。

 その中で、資格の重要性が認識される場合があります。しかし、どうも資格とりさえすればその能力を有している、といった認識をしている企業や人が多すぎる気がします。これは少し変ですし、認識を見誤ると問題になると思います。


資格は何のために取るか


 資格の種類は国家資格、民間資格など多くが有ります。お墨付き具合がそれぞれ異なっていて、国際資格や国家資格が誰からも認知される資格だと思われています。
 なお国家資格取得の場合、試験は一年に一回行われ、ペーパー試験でふるいわけを、面接や実技などで見極める場合が多いです。精神保健福祉士は面接はありませんが、これも年一回の試験です。

 こうした資格は、私はあくまで一つの指標でしかない、と思っています。勿論、ある程度の能力の担保する「目安」にはなるでしょうがそれでもあくまで過去の一時点においてその道の詳しい人が作ったであろう問題や考え方に近いしい答えや考えを有してい“た”だけです。ですから各種の資格を持っていたとしてもそれを有しているがゆえに今、確実な差別化が図れるということは無いと考えています。

 逆に資格を持っていない人のほうが、常に規制されるかもしれないという緊張感を持って作業に当たるケースがあるため、そうした場合は世の中や状態の変化の流れには素早い対処ができる可能性が有ります。

 ですから、例えば私の持っている精神保健福祉士でも「この資格さえ取れれば」「資格のために。。。」等といって資格を取ろうとする人が少なからずいますが、そのような人にとってみれば、精神保健の資格を持ち、ハクがつけられれれば良く、能力がどんなに低くても大丈夫だ。と思っていることがあります。

しかしながら本来資格とはそういうものではなく、あくまで“最低限の能力があるかどうかを見極めるためのもの”です。

これには業務独占、名称独占などの資格の種類は問いません。


安請け合いの銭失い、多資格は低収入では?


 それでも幸か不幸か、非常に多くの資格を持っている方が居ます。経営者の懇談会でも時々そのような方をお見かけします。そのような方は「俺はこんなに資格を持っているんだ、凄いだろ」と他の人に言わせたいのかもしれません。しかしある道一筋な人が見ると疑問です。

 「この人はなんでも出来ると思っているのだろうか。人なんて誰しもそんなに何でもかんでもできやしないのに。」少なくとも私はそう思ってしまいます。

 そして実際、無闇矢鱈に多くの資格を持っている人はその分高い収入を得ているかというと疑問な部分があります。


限られた能力をどう使うかが重要


 ところで時間や資源は生きている以上は常に限られています。ですからその間には限られたことしかできません。

 資格などを多く持つひとはいわば「受け皿がたくさんある」人です。

 例えば限られた量の食べ物が上から降ってくるとすると、それを得るためには多くのお皿を使って一つ一つに振り分けられる可能性はありますが、多くの皿を持ってくるのは疲れますし得られたお皿の一つあたりの量はごく少ないものとなってしまう可能性も有ります。

 それに比べ、例え一つのお皿しか有していなかったとしても、時間をかけてお皿の底を厚くしたり、間口を広くしたりし変幻自在な形のお皿を作ることで、降ってきた食べ物の
得られる量は多くなります。

 特に一つでも好きだったり得意だったりすることがある場合にはその見方を変えることで、多くの効果を期待することができると思うのです。


大学生と就職


 一方、就職においては確かに能力を足きりする意味で資格が必要となる場合もあるのかもしれません。しかしそれは本当の意味で資格や能力を評価するものとは異なります。

 ですから資格を取るための勉強時間を割くくらいならば、いっそのこと大学で言えば休学して会社に就職し、何年か働いてお金の流れを体得してから必要に応じ、資格取得をしたり学び直した方が能力は身につくのではないかと思っています。


結論


 私個人の見解としてですが、資格よりも能力、あるいはハクとか他人の評価よりも
行動力によって身につけた能力のほうが自分のためには大きな財産になるような気がします。

 お金も学業をする間の時間を切り売りしてバイトで稼ぐよりは本業の仕事で稼いだほうが割りは良いです。

 そういった社会に出て経験してから学業や資格の必要性を感じて学び取った方が自分の欲する能力が身につくものだと思います。ですからまずは行動してみましょう、という話です。
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2 件のコメント :

  1. 有してい“た”というのは、まさにその通りですね。使わなければ忘れます。
    多資格所持も、趣味と割り切ってれば面白い人です。

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    1. nakataさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃるように、確かに使うことは
      忘れない意味でも大事ですよね。

      多資格取得も確かに趣味と考えるならば
      いろんな知見があって興味深くはあるのですけど、
      ただ、仕事となるとどうなのかなぁと思ったのです。

      趣味を仕事にしているんだ!と言われるならそれはそれで
      また考え方は異なってくると思うのですけどね。

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