理学的考えと工学的考えは違う

公開日: 6/26/2015 大学院 理系


事実を積み上げることは理学では重要。私はそれが出来なかった。

















大学の理学と工学は似ているようで違います。
それを見極められないと、研究室配属などで間違った選択をしかねません。
間違った選択をした場合には問題です。
そこでここでは理学と工学の考え方の違いを書きたいと思います。
なお、私は過去に高専で工学、大学で理学の先生にそれぞれつきました。
ですのでそれぞれの考え方がある程度わかると踏んで書いています。
間違っていたらご指摘ください。


高専からの大学編入。


私が高専から大学に編入するときに、
どの学部に編入するか考えたことがあります。
特に理学部と工学部はどちらも同じような学科がありますし
どこがどう違うのかわからず、
また、それを教えてくれる人も居ませんでした。

通常、高専5年生なり大学4年生なりになると研究室に配属されます。
すると実際にどのような研究をするのか体験し、
各研究室間での違いを確認できます。
その違いはもちろんボスの性格によるところも大きいですが
ボスの出身学部も多少なりとも影響を及ぼしていると思われました。

私は高専では工学部出身の先生につき
大学では理学部出身の先生につきました。が、
違う学部出身の先生について学べたことは、
知見を広げる上ですごく良かったと思っています。
(多くの理系の研究室は持ち上がることが多い。)

具体的には以下のように違うと考えています。



理学部は何をする。


理学は知的好奇心
「なぜ?」から真理を追究する学問分野なのだと思います。
ですから研究したからと言って現実的な問題が解決するとは限りません。
(もちろん解決の原因を考え、対策を練るところもあろうと思いますが)
また真を見出すことは難しい一方で
現象を解明できたときにはいくらでも応用可能です。
理論を構築するためにはゆるぎないデータや論理構築など
膨大な時間を必要とし、場合によってはこれまで普通とされてきた理論に
真っ向から戦って自ら理論を打ち出す姿勢を崩してはなりません。
なお、服装で言うと、
白衣を着て研究室の小さい試験管で実験するイメージです。


工学部は何をする。


工学は場合によっては理学の知識を使って、目の前にある問題を
「どうやって?」解決するかを考える学問分野なのだと思います。
非常に見えやすく、わかりやすくはあるのですが
一方で理論を構築する真理の追求する、
ということには向かない気がします。
それよりは現場をどのように解釈するか、
ということに視点を置いています。
一般的に言われているデータや法則などを使い、
現実にあわせて問題解決を図ります。
なお、服装で言うと、
作業服を着て現場の大きい反応槽で実験するイメージです。

理学→精神分析、工学→行動療法


それぞれの分野によって長短があります。
ですからどちらが良い悪いとは言えません。

ですが、真理を追究しようと考えているのに
方法を考える必要な研究室に居たり
逆に方法を考えたいのに真理を追究する研究室に入ると
お互いにとって不幸になりえます。
ですから事前に良く見極める必要があるのだと思います。
その上で要約しますと

実際に現在起こっている
現象を根源的に解明したり
その大元となる部分を理解しようとするならば理学

取り急ぎ
問題解決を手段で解決する場合には工学
が利用されます。

これはどこか「心の問題解決」を図る場合に用いられる
原因を追求する精神分析的な考え方と
取り急ぎの解決を図る行動療法的な考え方
と似ているような気がします。
  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿