福祉業界は長年居てもスキルが身につかない、という意見

公開日: 6/22/2015 社会福祉 福祉

福祉業界に来ていいのでしょうか、よく考えてみては?

私は以前会社に勤めていたことがあります。
そして福祉の会社をいくつか経由して今は自営をしています。
そうした経歴のなかで福祉の業界というのは、
普通の会社の論理とは異なる論理で動くことを私は知っています。
具体的にはどう違うかを、「遊び」と「お金」の面を中心に
ここでは書いていこうと思います。

今回の文を通して、
特にこれから福祉業界に来ようと考えられている方に対し
本当にこの業界にきていいのか、よく考えて欲しいと思います。
なお、私の基本的な考え方として、福祉の業界に来るのは
他の業界を経験した後、あるいは最後でいいと思っています。

特に大学や専門学校の卒業をまじかに控えている方ならなおさらで
まずは世の中の論理を知る意味で、一般企業で働かれたほうが
社会のためにも自分のためにも良いのではないかと考えます。
なぜか、それは少なくとも現在の日本は資本主義的な社会であり、
多くの社会は会社の論理で動くことが多いと思われるからです。
また福祉はある程度の年齢を重ねた方でも新入社員として活躍できますが
社会人、会社員としての仕組みは若い時でないと知れない、
知りにくいとも思うからです。
それを踏まえた上で書いてゆきます。
なお下の図は遊びの大小を横軸に、専門性の高低を縦軸に示しました、
ざっくりとした業界・職種の地図です。
(銀行や商社、一般公務員、官僚、医者の位置はあくまで一個人の妄想です。
クレーム等がありましたらご連絡ください。)




















普通の会社の構図 報酬から遊びを作る

私もそれほど多くの年数や会社を勤めていたわけではありませんので
すべての会社がすべてそうだとは一概には言えないのですが
通常会社で長年勤めると、社内における信用がつき、
会社や社会がお金で回るシステムを教えられたり、
あるいは自ら学ぶ機会ができます。

一例を挙げますとものづくりの会社の場合、
まず「モノ」という結果を出して、
それに見合った報酬をお客様からいただきます。
そうしてお客様からいただいた報酬の一部を自分の懐に入れたり、
あるいは次なるお客さんや、さらなる付加価値を追及するため
一部を研究開発に回します。
そしてその研究開発に回したものの中の一部により
次のお客様に提供できる価値を創造できる
「可能性」を有することができます。
その可能性は確実なものではなく、 成功するか失敗するかはわかりません。
ですがこうした、ギャンブルで言うところの「賭け」、
 自転車で言うところの「遊び」のようなものが少なからず存在します。
それを生かすか殺すかは企業次第なのですが、
この「遊び」は活動をするうえで大変重要だと私は思っています。

こうした遊びの大きさはものづくりの業界が変わると、
それに伴って変わります。
私はこれまで建築業界と化学業界、および機械業界にいたことがありますが、
だいたい遊びの大きさは化学業界≒機械業界>建築業界であると思っています。

なぜなら機械や化学の業界は、建築業界に比べ、
法律や規則に縛られることが少なく
多くの場合、発想を大事にされる部分があるようだったからです。
建築業界は住民の安全を守るためか、
あるいは公共工事あっての業界だからなのかはわかりませんが
答えを求める際には先にJIS規格やJAS規格など
規則や法律があり、それに従う必要があります。
それに比べて化学や機械業界における答えは
法律や規則の外にあるといえるのではないかと思います。
新しいものを作った際の考え方も異なり、
機械や化学業界は「(新しいことが)できればよい」といった考え方ですが
建築業界は「(新しいことは)できてあたり前」といった考えを有しています。


福祉の業界の構図 予算を前提に遊びはない

一方こうしたモノづくりの業界でいうところの
建築業界に近く位置するものとして、福祉業界があります。
公務員の業界も似ている部分があると私は思っています。

福祉業界の会社は前節にある普通の会社などとは違い
長く勤めたとしてもお金や予算のつく要因や原因は不明確なことが多いです。
コネがモノをいうのかわかりませんが、
どこかの誰かがいつの間にか予算を決定し、付くことがあります。
(後押ししている組織に決定権のある場合が多い)
そもそも組織として金銭に関する話を黙殺することがあります。

事業の内容も先の予算同様、まず誰かから決められた枠があって
その中で自分の所属している組織を当てはめていきます。
パズルのようなものです。枠の代表的なものとして法律があり
その中から何ができるか、どうするかを考えます。
そして活動自体も予算を使い切ったらその年度の行事は終わりです。
それ以上でもそれ以下でもありません。ですから
予算の中でできるだけ何も考えず、かつ効率的に、
「遊び(自転車の遊びではなく怠惰の意味)」なく、
そしてミスなく作業をすることが求められます。

こうした遊びのない仕事を続けていくと、
しまいには仕事以外に関しても遊びがなくなり、
忙しさに押しつぶされてしまいます。
得られるスキルも少なく、苦労だけが残ります。


そもそも福祉業界で得られるスキルとは

確かに福祉業界を公務員業界と同等とみなし
そこで得られる能力を福祉の能力と言い換えられるならば
例えばリンクのサイトにもあるように
①文章作成能力
②コミュニケーション力
③忍耐力、諦める力
が求められ、高められることが出来るのかもしれません。
しかしこれらはわざわざ福祉業界に行かずとも
民間でも十分培うことが出来ると思いますし
(いわば社会人としての基礎力と言うか)
特に③にいたっては、どこか
1、耐えるのを美学と勘違いてしまったり、あるいは
2、自分の自信がなくなったりすることもあるのではないかと心配です。
 
ですから、特に若い方々はこぞって福祉業界に来られるよりは
まずは一般会社でまずは社会の回る理屈を学んで
少しでも遊びから成長する、楽しんで自信を持ち生きる方法を知ってほしい
それから福祉の業界に来られてもいいのではないかな、と思います。
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