目標や目的立て直しから見たアマチュアがプロフェッショナルになる方法


アマチュア料理家も失敗を生かしてこそプロフェッショナル料理家になれるのです。


















 仕事や作業をする場合、①アマチュアの方と②プロフェッショナルの方とがいます。彼らはどのような違いがあり、現在ご自身がアマチュアの段階にいる場合、どのようにすればプロフェッショナルになれるのでしょうか。ここではその方法を目的や目標の建て直しの面から書きたいと思います。


適材適所があるようにプロとアマは違う。


 一つの作業や仕事をする場合、そこにはプロフェッショナル(以下プロ)と呼ばれる方とアマチュア(以下アマ)と呼ばれる方とがいて、それぞれはそれぞれ違います。


プロは頃合が理解できる。


 プロの方は「いい頃合」を見出していることが多く、勝てる土俵と勝てない土俵とを見極めていることが多いです。言い換えると出るときは出ますが、出ないときには出ません。

 一方アマの人や、プロの人かどうかも怪しいレベルの人は、先ほど書いた「プロの頃合」を理解できません。すると、本質的な部分を見誤り、場合によっては出るべきではないところで出てしまったり、あるいは「内容」よりも「形」を優先してしまうことがあります。

 こうした本質を見誤った状況では例えば他人と自分とが勝負をした場合、自分が勝負を本来勝てる土俵に持ってゆくことが出来ず、最終的には負けることもあると思います。ですからそうした勝ち土俵がわからなかった場合、すぐに行動を方向転換する必要があります。

 方向転換を通して、即ち失敗と改善を繰り返していくことで、結果としてアマからプロになれる部分があるのだと思います。基本的にプロ・アマは決めたゆるい基準です。個人としてのスタンスは変わらない場合が多いです。
 ですから人によってはあるいは人間誰でも作業や仕事を通して、すぐにアマの段階からプロの段階へステップアップすることが可能です(ただし結果は保証できない)。


頃合を見つけるため見方を変えて目的の設定


 プロになるための方向転換をするには、物事の結果に対して見方を変える必要のある場合があります。

 正面から見て駄目なら横から見てみたりだとか、後ろや上から見たりすることも手です(これを鳥瞰といいます)。あるいはテレビの編集や文章作成に関してもされるように、少しの「間(ま)」を空けることで第三者視点を獲得できます。

 すると、新たな目的を考えることが可能です。

 例えば経営に失敗した場合であっても、それは事前に準備が足らなかったからだと反省することで、次回の経営チャンスが回ってきたときに反省を生かして成功させることが可能です。

 つまりきっかけを持ち、待つ姿勢や一歩引く視点が大事なのだと思います。まさに「押しても駄目なら引いてみろ」といった考え方です。


成長と言葉がけ


 ですからプロになろうと考えるのでしたら、アマのうちから紆余曲折や逆境を持ちつつ、それを生かすことが大事です。むしろそれらの紆余曲折や逆境をアマのうちに経験しておかないとプロとしてやっていく場合の逆境に耐えられないのかもしれません。

 例えば人間関係で言うならば普段から相手と自分の価値観の違いを知ることが重要です。①あるある体験から相手との共感を持ちます。②そして価値のすり合わせをします。これらをすると相手も自分を受け入れやすく相手から行動してもらえる可能性があると思います。

 なおそうした場合にアマからプロへなる人を支える場合は、表情や気持ちの固いことを察知し、笑いを通して緊張をほぐす言葉がけがのぞまれる気がします。



それを以下を読んで考えました。
加地倫三 たくらむ技術 新潮社発行 2012.12です。

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