仕事における「事業と人との回し方」

会社を作るにも会社で働くにも体系立てて仕事を知ることは重要です。





 起業する場合だけでなく会社で働く場合であっても仕事を体系立てて考えておくことは重要です。これがなされないと事業や企画、新しいことが失敗に終わるばかりか場合によっては他人との関係がギクシャクしかねません。これは問題です。そこでここでは事業を体系立てた上で仕事を成功に導くための回し方と、自分と他者との良いかかわり方を持つ回し方を書きました。


事業のまわし方と結果の捉え方


 失敗が当たり前の起業では終わりと思った時点で終わりがあります。一般的には結果は判断する後にわかることが多いですが、気持ちの面では判断する前に結果のわかることもあります。ですから気持ちや考え方を持つことは重要です。

 通常、起業や新しいことをしようとする場合、目的が必要です。一般的に起業においてそれは「企業理念」と呼ばれます。この企業理念は組織を作るため、あるいは動かすための指針で、どちらかというと広義の目的に近いです。

 しかし仕事や作業を詳細に見てゆくと、場合によっては企業理念とは異なったもの、即ち作業目標のようなものを元に行動をとることもあります。こうした作業目標は企業理念と一致していない場合もあります。企業理念と作業目標は時によって違う部分はありますが、どちらもあって問題ないものです。

 そうした企業理念という目的をもって通常は起業しますが、その結果は成功する場合も失敗する場合もあります。またその判断基準は人や状況によって変わります。ですから言葉上の「成功」の定義をすることは難しいです。ただ失敗を恐れて行動をしないのはもったいなく、失敗をしたとしても何かが得られれば良いと私は考えています。


成功した目的と継続力を養う


 上記のように起業の「成功」や「失敗」の定義は難しいです。ですが「良くなる」ことを仮に「成功した」というならば、成功するためには、はじめに情報を集め組み立てなおす「たな卸し」や、「情報の取捨選択」を通して「仮説を出す」必要があると思います。

 これはいわば自分なりのストーリーを見出すことで、見出したら後はひたすら実行し続けるといった継続力が必要になると思います。「ローマは一日にしてならず」と言う言葉のあるように、大成するには継続し続けることが大事です。


目的の設定と仲間の協力


 また他人との違いを認識することで、例えば作る人と回す人といった役割を認識することができます。

 そうした人と人とが区別されていることを知り、お互いがお互いの領域をおかさないこと、加えてそれぞれの人といいところを掛け合わせることで一つの目標でも複数の達成手段を持つことが出来ます。
 そうした意味で出来る限り多くの協力者を見つける必要があるのかもしれません。これは即ちネットワークを使う思想が必要になります。

 一方、考えるのを放棄して相手にゆだねることも方法としてありますが、これでは本来の起業や新しいことが相手本位になってしまって最終的な判断が自分で出来ないことから結果判断をするタイミングが遅くなり勝機を逃してしまいます。
 ですから他人の協力はあっても良いと思いますが、頼りすぎることなく、相手と協力する思想が必要になる気がします。



それを以下を読んで考えました。
成功の技法 田尾雅夫著 中央公論新社発行 2003.1です。

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