仕事や趣味に深みを増す


人生は絡まった紐?

















「人生」のなかの「仕事」の割合

人生の中で比較的多くの時間を過ごす場は「仕事」ですが
「仕事が第一!」な「仕事人間」な方は、定年でやめてから
何をしていいのかわからず、無気力になることがあるそうです。

平均寿命も昔は短かったと思いますので、定年と同じく、もしくは定年前
あるいは定年後少ししたら亡くなるケースがあったと思います。
しかし最近の医療技術の進歩には驚かされ、またそれにより
非常に長い年月を生きることが考えられます。
今の平均寿命は80歳代後半でしょうか。
65歳で仕事をやめても後20年。なかなか長い「暇つぶし」です。

その間、もしくは定年前に何か面白いものを見つけられれば
時間を有効に使えるのかもしれませんが、「趣味が仕事だ!」などと
言っている人は見つかりにくいのかも知れません。
(あ、自営業の人は考え方が違うと思います。)


「仕事」というものの位置づけ

人によるとは思うのですが、仕事はあくまで仕事で
自分の「自己実現の場」と考える人が居ます。
あるいは仕事は仕事と「割り切り」、苦しいものだと考え
いやいや仕事をする人も居ます。
いろいろな考え方があってもいいとは思います。が、
どうも後者の考え方ですと、無気力になりそうな気がします。
熱意が感じられることが少ないと思うからです。

たとえば同じ帳簿付けでも
「言われたとおりにすりゃええわ」といって適当に付けるのと
「これは会計方法を学ぶ方法だ!」と考えながら付けるの。
同じ帳簿付けでも繰り返し行っていたら年月が経った後には
身に付く「力」が異なると思います。


「仕事」と趣味を持つこと

また、先の例で言うならばもちろん仕事以外にたとえば吹奏楽や釣りなど
面白そうなことをされる、打ち込めることができるのであれば
それをされたらいいとは思うのですが
せっかくある程度の時間を切り売りして仕事をしているのですし、
死までの限られた時間を有効にするためにはその仕事を「死に時間」とせず
「生きた時間」として活用する方法を考えて見てはいかがかなと思います。

そのためには、

「精神的に余裕を持って」

仕事をすること。
すると仕事の作業そのものにも広い視野が備わり新しい発見も
できると思いますし、仕事の行く末、会社の行く末も見えると思います。

さらに

「必要の無いものを捨てる」

こと。
ものでもそうだと思いますし、人間関係でもそうだと思います。
悪い関係をいつまでも続けてても体に悪いですから。
それを見極める目を持つようにしましょう。
となると、前に書いた精神的に余裕を持つことになって
結局堂々巡りになるのですが、まま、いい循環な心持ちで仕事を
されるのがいいのかなと思っています。


考文献

そのようなことを考えるきっかけとなった本がありました。
「人生・成熟へのヒント(堀田力 森村誠一 著 PHP研究所 発行)2000.9」です。


















るほど。

二方どちらも戦争を経験していた人のためか
「死ぬこと」や「生きること」を真剣に考えておられ、
書かれていることに「そうだな」と思うことがあります。

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