組織や小集団による問題解決

お猿さんも何か目的があって群れになっている可能性は高い


















 多くの現代人は組織内の人間関係で気付くことが少なく、待ちの姿勢を第一にしたり、規律以上に伸びることことに恐れたり同じだけどちょっとだ優れていたいといった夢を持ち生活しています。これは物と心との需要と供給の曲線が上手く機能していないためと思われます(下図)。
図1.物と心の割合グラフ
















 あまりに物を得ることに偏りすぎてしまっているため、心が満たされていません。これが行きすぎると社会問題となったり心のに障害を抱えたりし、問題です。そこでここでは問題の解決として、心の充足を図るための小組織エンカウンターグループについて、どのようなものでどういかせるか説明したいと思います。


社会問題は己の中にある


 心や社会の問題の多くは、己の中に原因のあることがあります。相手は自分の鏡であることを認識し、積極性を持ち相手と関わることが望ましいです。「いま、ここ」の状態を認識して他者の中にある己を見、肌で感じ、言葉を発します。


組織で解決する


 その相手の中で己を感じるための具体的な方法として、エンカウンターという小さな集団を作ることがあります。ひとつの目標を元に15人以内くらいの小さな集団を作ります。集団では怒りを媒介にし、裸の付き合い・本音の付き合いをします。

 付き合いは相手と同一化しないよう、「結果であることを」知ります。例の一つは合宿免許をとる場合の合宿所があります。同じ免許取得という目標に沿ってともに歩む仲間です。


小集団における細かいやり取りとは


 こうした小集団の中では言葉を使い、意味と事象とを認識します。2日や1週間という決められた短い期間で、他者関係を通してぐちゃぐちゃな仲間関係から序列のある関係へ変えます。場や状況を使う、お互いがまねび、学ぶ、損得勘定のない環境を作ります。

 なお私は、エンカウンターグループというものは少し力が強すぎて無理やりに人を動かしてしまう部分があると疑問に思い、積極的に使おうとは思いません。
 ただ「働きかけをする」ことには絶大なパワーを有するので使い方しだいなのだろうなとは思います。


それを以下を読んで考えました。
都留春夫 「出会い」の心理学 講談社 1987.9です。

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