社会学における理論の作り方とその適用方法
わからないからわかったへ! 大学で社会学を学んでいる学生が多くいます。彼らに何を学んでいるかきいてもはっきり答えられない場合があります。はっきり答えられないことのひとつにはわかっていないことがあります。とすると、わかっていない状態で大学に行くことでますますわからなくなり、混乱します。こうした混乱するために大学に行くことはスポンサーの親にとっては無駄で、問題です。そこでわからない人を対象として、わからない考えをどうしたら抜け出せるか。ここでは”わからない”の一歩先にある”わかった”視点から現象の理解と理論の構築方法について書きたいと思います。 循環している世界 何事も変化しながら循環している世の中です。人間の一生も、独りの赤ちゃんから仲間を作り最終的にはまた独りに戻る運命です。人間社会も、こうした人間の一生・運命と同じように循環しています。例えば権威主義とそれを崩すための戦争です。これらは交互に起こっています。戦争によって人命という犠牲はでますが、代わりに権威の秩序で経済発展を得られます。 こうした循環した現象を理解するには、ある/ない、もしくはどの程度あるのか、といった科学的方法、数量的方法を使い測定するのが望ましいです。 本来これは小さい頃に学んでおきたいことなのですが、日本では小中学校でも情緒を作文にあらわすことを大事にしているため、科学的方法や数量的方法を使って現象を理解しようと考える人も、教える人も少ないです。これは残念だと思います。 現象の原因を分解し理論を作る 理論を別に適用する また多くの現象を理解することを考えた場合、大局的に見ると、結果に対し、複数の原因で成り立っているように見えることが多いです。そうした場合、複数で成り立っていると思われる原因を一つ一つに分解した後、理論という概念を作り出して、別の事例・現実・現象に対して適用します。 こうした手順をとるのは、人間が理由があると覚えやすいためです。突然ぱっと出た理論よりも体系だてられた理論のほうがわかり易いことが言えます。 しかしこうして出来た理論も万能ではありません。ある理論を適用しようとしても適用出来無かった場合、理論を再構築する必要があります。ですから 人間が作る理論は常に暫定理論 です。 理論を作る方法 こうした理