就職活動や転職活動ではじめにすること


 はじめての就職活動や転職活動をする場合何から手をつけていいのかわからないといったことがあります。するともやもやした状態となり不快感を感じることもあると思います。だとするならば問題です。こうした問題への解決が求められます。そこでここでは就職活動や転職活動においてもやもや状態からのはじめの一歩を見出す方法を記しました。 


就職活動で必要な考え


 本年2015年の就職活動時期はこれまでとは違って遅く、人によっては9月から本格的にスタートさせる場合があります。そうした場合、周りに就職活動をしている方がいたり、あるいは身近な集団においてお聞きできる方が居たりするならばそうした方にどうしたらよいか聞かれるのも方法として良いです。
 しかし他人に聞けない場合、あるいは転職活動をする場合などはひとりで行動しなくてはならないこともあります。
 そのような場合、最初に何をどうしていいか悩まれることがあるでしょう。悩んでいて行動できないのはもっとも残念なことです。
 そこでここでは就職活動、転職活動も含めてヒントとして最初にどうしたらよいかを書きたいと思います。

 まず、就職活動をするということは自分の生き方を決めるということと知る必要があります。つまり言いかえると良い生き方を選択するということです。
 そのためには相手に自分がいかに魅力的な人材であるか、あるいはそのような人間であることをわかってもらい、相手に一緒に働きたいなと思ってもらうことが求められます。

 そこで良い生き方を選択するため、はじめに
【1】自分の中ですることと
【2】他人にすることと
をわけ、情報をそれぞれ整理したうえで相手に納得してもらう説明をする必要があります。


具体的な方法


次に
【1】自分の中ですることと
【2】他人にすることと
はそれぞれ何でどうすればよいかを書きます。


【1】は自分の中ですることで自己分析です。

①これまで生きてきた『たな卸し』をして出来事を表します。つまり今まで生活してきた自分を知るということです。そのためには
 ・これまで何年間生きてきて考えてきたこと、してきたこと
 ・ここ数年で考えてきたこと、してきたこと、
 ・今月考えてきたこと、していること
 ・今日考えてきたこと、していること
 をそれぞれ紙などに記述することで
 長い目から細かい目を持つことが出来ます。
 
 なおそうしたたな卸しをする場合、なぜそのような選択や行動をしたのか他に選択肢はなかったのかを考えることも重要です。

②次に①で出した出来事を、自分の価値観を元に自分の好きな分野、嫌いな分野出来ることと、できないこととで色付け・重み付けします。

 好きなことを記すことが難しいと考えた場合嫌いなことを列挙していっても相対的に好きがわかるかもしれません。好き嫌いや出来る出来ないを考える場合、多くは自分が思っていることと相手の思っていることとで異なることはありますがそれを卑下する必要はありません。違うことを嘆くよりも、どこが他人の価値観と違うのかを見出すと次への行動を打ち立てられます。なお違いが見出せないと、他者との違いがわからず、【2】以降で表すことができません。

 例えばこれまでボランティア活動をずっとしてきたのならばそこから他人への楽しみであるとか、あるいは別の見方ならば続ける継続力などを見出すことが出来るのかもしれません。また場合によっては偽善の心を批判的に感じることが出来た、などといった反対の視点からも特性を見出すことが出来ると思います。こうしたことは人の価値観によるので何を見出すかは人により異なります。
 
 

【2】は他人にすることで手段です。

③間接的に相手企業の間接情報を仕入れ②との合致点を探します。具体的には会社案内や事業案内を見てピンと来る項目を探します。
 ピンとこないところを受けた場合は熱が入らないことから相手に見破られることがあると思います。すると面接を受ける前から落ちているようなものです。残念です。ですから事前に間接情報を取れるものは何でも取り自分の価値観とのすり合わせを行うことが大事だと思います。

④次に実際に面接やインターンシップを通して体験することで、自分と会社、上司や先輩が合っているかを見極めます
 面接というと相手から選ばれることばかり考えがちですがそれだけでなく、自らも相手や会社を見極める余裕を持ちたいです。

⑤③に戻ってひたすら実行します。

 日本にある会社の数は何千、数百万社といわれています。それぞれ違った会社の特性がありますから、必ずしも自分との価値観が合致することなく場合によっては落とされてしまうこともあると思います。
 しかしたとえ一社や二社落ちたからといってそれがすべての会社であるとは考えないほうがいいと思います。落ちる会社もあれば受かる会社もあるでしょう。お見合いと同じです。
 ですからたとえ落ちてしまったとしても、合わない会社もあると考え自分の価値観や雰囲気に合致したところが必ずあるはずだと「信じる」ことで次に生きる活力になると思われます。 


まとめ

 
【1】の自己分析が十分できているのならば【2】の手段は実行するだけなので楽です。一方【2】の手段にこだわりすぎて【1】の自己分析をおろそかにしてしまうと、
どこにも採用されずに就職活動や転職活動が長期化する危険性があります。

コメント

このブログの人気の投稿

精神保健福祉士の実習 指導者が必要なもの5 細かい考え、コメント

恋と愛との違い、愛への昇華方法

理系と文系とにおける論文作成方法の違い