プレイヤーとマネジャーのどちらが向くか



 会社には経営者と労働者が居るように仕事の中にもプレイヤーとマネジャーの立場があります。これらを間違えて選択してしまうと、たとえば無駄な徒労をして燃え尽き最終的には精神疾患になってしまう場合もあります。そうなってしまうと問題です。そこでここでは就職する場合において自分がプレイヤーとマネジャーどちらを選択するか、その違いと考えることの提案を示します。


不安定な立場の人を少なくしたい


 前回の記事にも書きましたが理系の学生はプレイヤーになれ得る可能性があります。その上で、就職するときには自分がプレイヤーになるのか、あるいはマネジャーになるのか考える必要があるように感じます。
 この選択を見誤るとどっちつかずな存在になってしまうと心が不安定な立場になってしまうこともあります。自分の得ているものが得られない場合もあることから重症になると燃え尽き症候群のような精神疾患となってしまう危険性もあります。

 ですから私はできる限り、私のような不安定な人間は作りたくないと考えております。そのため就職や転職を考えられている若い方は、若いうちから「自分はどちらで仕事をするのか」「何が自分は好きで、何が向いているのか」といったことを 自分なりにある程度、一貫性を持って行動し続けることは大切です。

 それにあたっては体験しないとわからないことはあります。ですからできる限り多くを体験をして自分なりの結論を早く導いてほしいです。アルバイトでもいいですし、研究室やゼミでの体験も結論を導くために存分に利用されたらよいでしょう。
 早く自分の向き不向き、好き嫌いがわかればその分、それに合わせた幸せな時間を長く過ごすことができます。


プレイヤーとマネジャーの違い


 上記を踏まえた上で、私が体験したプレイヤーとマネジャーの違いを以下に示します。

プレイヤー


 プレイヤーは手を動かすことで、その状態における最大限の成果を出すことを目的としています。ですから手を動かす部分における専門家として活動できます。たとえば研究者などがそうです。

 プレイヤーとなれば(マネジャーと比べて)薄給になる可能性はありますが自分の専門性としての満足が得られる可能性があります。

 またひとつの特定の分野に精通しておく必要はありますがそれ以外の分野に関しては精通しておく必要はありません。

マネジャー


 他方、マネジャーは限られた資源(プレイヤー)を動かすことでできる限り高い成果を上げる、高生産率を目的とするものです。たとえば経営者などがそうです。

 マネジャーとなれば高給をもらえる可能性もありますが一方で自分の満足を得られる可能性は低くなります。なぜなら自分の力量ではなく限られた資源により満足が変わるからです。

 また多くの分野を薄く広く知っておく必要はありますが特定の分野に精通しておく必要はありません。



良い悪いは人に寄るので自分の頭で考える。


 プレイヤーとして自分の専門性を磨くか、マネジャーとして組織を満足させるか、これらはどちらが「良い」か、「悪い」かについては人によって異なります。

 ですから一度現在の自分に問い合わせ(自省し)て、自分がどちらが向いているか見極める必要があると思います。特に理系の学生の場合はどちらになることができうるからなおさらです。

 ちなみに私はプレイヤーの方が向いているのかもしれません。

コメント

このブログの人気の投稿

精神保健福祉士の実習 指導者が必要なもの5 細かい考え、コメント

理系と文系とにおける論文作成方法の違い

恋と愛との違い、愛への昇華方法