(福祉労働)全力を投資し、相手の可能性を見極める。

違い

仕事はしなければならないため、いかに効率的に捌くかが重要だ。
お金が無い環境で育つとお金の無い生活しか保障されない。

こうした勘違いをされている方は多いです。
福祉の仕事では、一般企業のような「物を売って稼ぐ」
というシステムでお金が回らないため、単純に作業に効率化を求めたり
変な価値観や偏見を持つことは問題だと思っています。


そのような間違った考えで福祉の仕事をすることを考えた場合
考え直したほうが良いかもしれません。
そこでここでは福祉の仕事にとって何が大事か、
どのような考えで望むべきかについて書きたいと思います。


もそも福祉、人を支えるに必要なもの

福祉に必要なものは何かと考えた場合、私は「心の充足」だと考えています。

しかし世の中は、心の充足よりも仕事の対価として得られる「お金」や
「就職率」など、「形」にこだわりすぎている部分があるのではないでしょうか。
目に見える形があると非常にわかり易いですが、それでいいのでしょうか。

それを再確認するために、大学にてシンポジウムを聴いてきました。



テーマは「見えない貧困と向き合う」です。
貧困者とりわけホームレスについての支援者の対応が講演されました。

話を聴いて思いて私は、「支援者は甘いな」、と思いました。



いと思った内容

甘いと考えた理由は二点あります。
支援者が自ら制限をかけていることと、
支援者が誤った認識があると思ったからです。

前者は、支援する人が自分で自分に制限をかけ
自ら支援方法を絞っている場合のあることを述べています。
つまりどこかに「ノルマをこなさないといけない」との考え方から、
「多くの人を捌くこと」を目的となっている部分があると感じられます。
お客さんを本気で何とかしようとしたら、自分の制限はどうあれ
全身全霊で望むであろうな、と思ったからです。

後者は、貧困な人は連鎖的に貧困になると認識をしていたからです。
日本では、いくら貧困でも実力があればのし上がれます。
例えば学校でも給付型の奨学金がもらえます。
事業を起こして富裕層から金銭を得ることもできるでしょう。
制度や方法があるのを知らないのならそれを知ればよいと思いますが
貧困であることと実力が無いことは必ずしもイコールで結べません。
勿論障害があってどうしようもないという場合、社会で面倒を見る必要がありますがみながみな欠点は持っていても障害は持っていない、
伸びうる可能性がある、と私は思っています。




繰り返しになりますが、これらのことを通して福祉の仕事では
  1. 仕事をするならば自覚を持って自分の仕事をすること
  2. 間違った解釈を正し、お客さんの可能性を見出すこと
が大事なことなのだろうなと思いました。

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