表現をするには形式と気持ちのバランスが大切


形式や気持ちだけでも伝わらない表現

日本に来て日の浅い外国人留学生の方と話す場合、
日本語が伝わらないことがあります。
これは普段使っている言葉と、文法的な公言葉とが
異なることが原因として考えられます。

気持ちがあっても型がしっかりしていないと伝わりませんし
逆に型がしっかりしていてるだでも伝わりません。
ですから型と気持ちのバランスを持つことが必要になると思われます。


書き言葉の代表として論文がある その骨格

そうした気持ちと形式とのバランスを持つことが大事だと考えた場合
表現方法の中でも書き言葉として代表的なものに「論文」があります。
これには「型」という人間でいうところの骨格があり、
それに表現方法などの肉付けがされて成り立っています。

なお通常は
「概要、背景、目的、実験方法、
 結果と考察、結論、参考文献」
という構成で成り立っています。

概要では読者に興味深く読んでいただけるような文章を書きます。
背景では自分の立ち位置を確認します。
目的ではなぜその実験をし論文を書くのかを書きます。
結果からどう考えられるのかを書きます。
結論では最終的にはどう落とすかを書きます。



書き言葉の骨格の上につける肉

論文はこうした基本の骨格を持って
次に例えば以下のような技術を持って肉付けをします。

起承転結を意識する共感できる文章を書く (エッセイの場合)



認めてもらうことも必要

こうした手順を踏むことで
わかりやすい文章を書くことが出来ます。

しかしいずれにしても文章を書く形にこだわりすぎずに
場合によっては相手に自分の気持ちをわかってもらうこと、
認めてもらえることが重要になる気がします。




それを以下を読んで考えました。
「自己表現の技術(稲垣吉彦著 PHP研究所発行 1985.1)」です。















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