組織運営に必要なこと
何が大事?
組織の色はトップで決まります。
基本的にトップを最高経営責任者とした
ピラミッド型になっている会社が多いからです。
最高経営責任者の生き様が組織に大きく影響します。
人となりが社風として現れると思います。
企業
多くの会社が世にある中、
何かと注目されている会社のひとつに、ワタミがあります。
私はワタミとう言えば居酒屋だ、という認識をしていたのですが
現在は居酒屋だけでなく農業、介護や宅配弁当まで行っています。
ワタミのトップは渡邉美樹という人物です。彼が起業しました。
ワタミ設立前には佐川急便に勤めていたらしく
その教育方針を引き継いでいるのか、経営を行っています。
小さい頃にお母様をなくし、「社長になるこ」とをモットーとして
がむしゃらに働いてきたのでしょう。
不屈の精神を持っています。それが事業に関しては生きています。
事業に関する信念はすばらしく、倒産の危機を何度も感じながら
利益を上げていったのでしょう。
しかし私は
渡邉さんが何か「心の無い冷たい人」
のような気がするのです。
彼が一人で事業を行ってきたから、一人が是としているのかも知れませんが、
協力ということや
人の気持ちを誤解している
ような気がしました。
そのような考えは佐川急便で働いていたときに学んだ処世術なのでしょうか。
組織としてやっていくこと
組織としてやっていく以上、人と人との関係は必須です。
人と人との関係は感情の共有、心の通いあわせが一番だといわれています。
それは「利益優先主義」、「効率最重視」なものとは違った
「温かいもの、甘え」
であるような気がします。
人格を否定するものではなく、温かいもの、甘えを育てた後の
人と人とのかけあわせが重要
なのだと私は思っています。
また、人は違います。伸びたい人も居れば伸びたくない人も居ます。
そして組織の中で上下関係が有る以上、嘘を言う人、状況もあるでしょう。
そういった
個々の違いを認めること
その中のひとつでは、人は嘘をつくことがあることを知り、
時には適度にだまされること。
また方法論に集中しすぎないOJT、つまり自分と他人の
文化の違いを認識しながら、気持ちを共有しながら仕事をすること
が私は必要な気がします。
個々の違いを例に取れば、得意分野を伸ばす意味での適材適所、
即ちスポーツ選手を例に取るなら、名選手が名監督ではないことを
認識する必要があると思います。
経営として先にあるもの 理念
結局仕事は職員の効率などとは違い、お客さんに喜んでもらうことが
究極の目標だと思います。
それは渡邉さんも言っています。
現場の情報をトップが感じることは私も重要だと思います。
ただ、それを
言うだけでなく実行することが大事
なのだと思います。
文句や絵空事なら誰でも言えるのです。
トップは現場の雰囲気を肌で知る必要性があるとしながら、
現場の責任者から情報の仕入れることを是とする矛盾
多角経営上、いろいろな考えが必要としながら結局一人で切り盛る矛盾
(一人でそれほど多くのことをできないと思うのです。)
上司は権限を委譲するべきとしながら、最終決定権を自分は渡さない矛盾
上司が「部下を育てた」と思い上がるなとしながら、
自分は「組織を変えた」と豪語する矛盾、など
言動不一致なところがあると
誠意があるとは考えられない
と思います。そしてそのようなものが前面に出すと誰しも
ワンマン商店的な感覚
を持つだろうな、と思いました。
勿論、会社の規模が商店的な大きさであるならばそれでも
いいのだと思いますが
大きくなるほど、そのような考えはお客さん、従業員ともに
不幸になる元だと私は思います。
そういった意味で
組織の運営上、人の違いや心を重視し、
言動一致の重要性を改めて考えました。
それを感じた有用な資料はこれ
「「戦う組織」の作り方(渡邉美樹 著 PHP研究所 発行 2009.7)」です。
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