大企業に立つ者と創業者
社長とオーナー
社長には創業社長と、
押し上げでなった社長
とが居ます。
前者で言うなら松下幸之助、後者で言うなら
(漫画から引き合いに出すのは失礼ですが)島耕作でしょうか。
それぞれ
優劣は無い
のだと思います。しかし
恐らく求められているもの、役割は違う
のでしょう。
どちらにせよ、企業は人を育てることが根本にある。
働き蜂のように、兵隊と子育て、
即ち、プレーヤーとマネージャーは異なります。
共通項目として、経営とは実務の追う人を動かすことですが
それには重要な点が二点あると思っています。以下に示します。
一点目は考え方についてです。
- 誰もあがらうことの出来ない素朴さ
- どうしようもない諦めと責任感の元にある柔らかい強さ、
- 公の心やお客さんのことを思う思いやりを持つこと
人生で何を達成したいか理念を持つことが大事
だと考えられます。
二点目は行動についてです。
創業者と、大企業においてトップに立った者とで
必要なものが異なると考えられます。
1、創業者
創業者は
- 虫のような小さな目と、
- 鳥のような広い場所から見た目、
- 魚のような時流を読む目が大事です。
物事の良面と悪面を意識します。
また自分の中に加齢や甘えのあることを意識します。
これに「知」を得るスタンスを加え、
ぶれなさ、流されなさと言った決断力をもって、事業を興します。
多少抜けているくらいなほうが、
事業は回しやすい
のかもしれません。周りが協力してくれる、という意味でですね。
もちろん諸刃の剣ですけども。
2、大企業でトップに立った者
大企業でも海外勤務を経験することで、創業者のように
擬似的な天国と地獄は用意されることがあります。
しかし、実際は会社に守られていることを考えると、
真の天国と地獄ではないと思います。
一方、彼らに必要な技量としては
- システムと人員配置
- 資の分配
- エリートを選ぶ
そういった企業におけるあり方について、文献を参考に考えました。
「よき経営者の姿(伊丹 敬之 著 日本経済新聞社 発行 2012.12)」です。
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