結婚な幸せ、幸せな結婚

 


















結婚の幸せとは何なのでしょう。
 歴史を見ると、時代によって変わっています。
今でこそ、 結婚の目的は
共通の趣味や自己発達、子育てであったりしますが
過去には、明治初期からつい少し前まで
優秀な子を作るためであったり
それ以前は家を存続させるため、
と言った“誰かに操作された目的”がありました。
過去に時代によって結婚の目的が変わったことを考えると、
今後も変わることが考えられます。
ただ、いずれにしても本人および支える人ともに
柔軟に考え行動することが必要だと思います。


外と多い恋愛結婚

恋愛による結婚をした方は8割を超えているといいます。
そのきっかけは同じ学校、同じ職場やネット、などさまざまです。
出会いはお見合いでも、結婚は恋愛となったと言い張る方も居ます。
この結婚の目的は、
収入の安定、精神あるいは趣味の共有、子育てなのだと思います。

いずれにしても結婚を幸せと結びつける動きはあります。
結婚、これは国が個人の結びつきを認める制度で変わりません。
一方、幸せは時代によって変わります。

では、過去に幸せはどのようにかわったのでしょうか。
これまでの結婚の歴史を調べることにより過去と同じ、
つまり“間違った”と思われる考えと
行動を引き継がないためにはどうするか、
考えてゆくことが出来ると思います。
そこでここでは過去の結婚のあり方を見ました。


に潜む追いつけ追い越せ
現在はあまり意識されることは無いのかもしれませんが、
数十年前から大政奉還までは
白人、西欧人に追いつけ追い越せの精神で
美を身につけ強くなろうとしていました。
勿論今もそのように考え、行動している方もいます。

ではどうすれば追い越すことが出来るのか、
結婚を生殖として考えた場合の生物学として見る場合と、
結婚を人とのつながりとして考えた場合の
 社会学として見る場合とがあります。

  • 生物学

結婚を生物学とし、
生殖をコントロールして強い人間を作ろうとしていました。
今のように遺伝子技術が発達する前から優生学という学問を用いて、です。
昭和、大正期には朝日新聞が優生学を積極的に取り上げ、
国もそれを後押ししました。
大正時代には優生保護法を作り、優れた人間を生殖するため
①性欲満足②生活安定③享楽④子孫繁栄
を目的とした、といわれています。

  • 社会学
社会として大正期は上記の通り優生保護法が出来ましたが、
それ以前、明治には制度が出来ていませんでした。
明治期には理想と現実の間で錯綜していたようです。
なお、最終的にはキリスト教の教えもあいまって理想的な考えが支持されます。

理想は
  1. アメリカでの結婚の契約文化を参考に
  2. 福沢諭吉が一夫一妻制を唱え
  3. 国が後押しするように「国の盛栄を模範夫婦にあり」
としました。

しかし現実は
また明治以前から江戸幕府で正室・側室があったように
日本では「血」の流れを保つことが重要であるとされ、
その系譜をあらわす戸籍が道徳の主張として家制度を引き継ぎ
妾制で家を継続させ、国の基盤を強化していました。


代の流れから現代の特徴

西欧に追いつけ追い越せを念頭に置き
過去に優生学が大事にされてきたことを書きましたが
今でもこれは医療に於ける倫理な観点で時折問題視されます。
  • 障害のある子を産まないことをよしとするのか、
  • IPS細胞を使った医療をどこまで是とするか、
  • クローン人間を道具として作るのか、
などです。
おかれた立場によって考え方は変わるので
私は優生学ががよい、悪いとはいえませんが、
どちらにせよ柔軟な対応が必要だとは思います。



以下を読んで考えました。
加藤秀一 <恋愛結婚>は何をもたらしたか 筑摩書店 2004.8


















他人のことに野次を入れたいだけのような文が目立ちます。
宗教的見地も狭く、時代構成もむちゃくちゃです。
そもそも歴史のなぜ?が足りないので論理的つながりが見えません。
ですからこういう本を書くときには主張をしっかり持ち、
出来ることを、時代の流れに沿って論理的に説明して欲しいです。

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