心の育成は周りの見守りで得たり
経営の目的は事業を回し続けることです。しかしその考えが行過ぎて売り上げを上げなければならないといった強制・強迫的な気持ちをもたれている方がいます。そのような強制・強迫的な考えをもたれている方は、いつか途中で限界が訪れます。そこで、途中の限界が訪れず、伸びつつけるにはどうしたらよいのでしょうか。対策のひとつに「心の育成」があります。そこでここではこの心の育成方法について述べたいと思います。
心の育成とは
心の育成とは私は(~を)「したい」を育てることだと思っています。この「したい」から行動を生み、行動をし続けます。すると行動に対する信用が得られ、最終的にお金を生むことが出来ます。
ざっくり手法
この「したい」を育成するためには、周りや本人が①終わりのあることを認識し②人の伸びうる要素を確認し、③行動を起こした際どのような気持になったかを知ります。経験を通して学び、責任をもつ、もってもらえるようになります。また、責任のもてる行動をとることで計画と経験との差を修正しどんどん良くなります。
具体的手法
具体的な対応として、周りは敢えて手を出さず何も関与しない、即ち見守ることで本人が身の程を知ります(1)。その後どうだった?どう思った?どうしたい?という言葉がけから新しい行動.(1)へ移行し、以後繰り返されます。するとどんどん良くなります。
心の育成とは逆のもの
したい気持ちとは逆に、ルールを作って縛り付けること、即ち行動を強制して守らせる方法もあります。しかしこれは売り上げを上げたりしなればならない気持ちから恐怖心が芽生え、一時的に売り上げの向上は期待できるかもしれませんが、最終的には行動を抑制する気がします。
同じような例
過去に学校のテストにおいて「だめじゃないか」といわれ(強制され)続けたグループと「(結果はどうあれ)楽しみじゃないか」といわれ続けたグループとで時間経過におけるテストの平均点の結果を比較した実験がありました。
その実験の結果、最初は前者のほうが高得点を得ましたが、最終的に後者のほうが高得点となったことが知られています。これと同じことだろうなと思いました。
それを以下を読んで考えました。
小山昇 社長はなぜあなたを幹部にしないのか? 日経BP 20.11.11 です。
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