人生などの勝負事に勝つ

 















 結果もタイミングも不確定な世の中です。上がり続けることもありませんし、下がり続けることもありません。わけのわからない世の中で、強きは残り、弱きは負け、去ります。そういった弱肉強食を感じられる場には勝負の場(勉強、人生など)がありますが、そのような勝負の場に「勝ち」、生き抜くためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは勝負における「勝つ」ためのポイントを書きたいと思います。


勝負は運も作用


 勝負には運が関与します。それは従属的かあるいは独立的かの確率的な要素を含みます。ですからその要素を知ることが望まれます。ちなみに競馬は独立的確率です。

 一方結果は結果です。「弘法にも筆の誤り」という言葉があるように、誰でも失敗はします。そういった失敗をしてしまった場合にも、成長の一起点と考えることは必要です。また失敗を恐れるのならば、「初心」を忘れず、リスクを意識する必要があります。「初心」とはまっさらな気持ち、即ち素直な気持ちと見方、および適度な緊張感です。

 運と結果の間には勝負の意気込み・行動が存在します。


勝負時の意気込み


 勝利を得るには積極性を持つことが重要です。積極性を持つことで自分が楽しめ、条件付けされます。するとますます積極的になってゆくと思われます。また、勝負事には判断力、心理学が含まれます。ですからそれらの影響力を理解したうえで巧みに使い、物や人との駆け引きをします。


勝負に勝つ行動とは


 ①つに身近なヒントに気付くことがあります。出るところは出、出ないところは出ないことを知ることが求められます。例えば勝利のときに吹く風向きがわかることなどです。
 ②つにできるだけ早く、目立たないように仕掛けることがあります。目立ちすぎると大勢に使われることもあるので、誰しもが気付く前に動く必要があります。証券マンがいい例です。
 ③つに住み分け、限定することがあります。なんでも階層があります。それを知り、状況によって選択します。賭け事をする場でもハイリスクな場所とローリスクな場所とがあります。

 これらを通して一発屋として終わることなく行動をし続けられるものが勝者となる可能性が高いです。


勝ちの価値は


 ただ勝者は立場によって変わります。システムに踊らされた場合と、システムさえも利用した場合とで勝敗は異なり、勝ちが負けになり、負けが勝ちになることもあります。ですから(最終的に)勝つためにあえて(この場は)負ける、という戦術も、場合によってはあります。

 そして広く考えると結局この「勝ち」は主観でしかありません。ですから相手がどんなに「負け」と言おうが自分の中での「勝ち」をつかめられれば「勝ち」だと私は思っています。


それを以下を読んで考えました。
松井政就 賭けに勝つ人 嵌る人 集英社 2002.3です。

コメント

このブログの人気の投稿

精神保健福祉士の実習 指導者が必要なもの5 細かい考え、コメント

理系と文系とにおける論文作成方法の違い

恋と愛との違い、愛への昇華方法