長所と短所を一緒に持って行動する。

長所と短所を持ちながら手段を持つことは重要です。























 誰の目にも触れないようなものや芸術作品、ものづくりをしている場合があります。多くのものが日々作られていますが、そのようなものづくりをしている場合、何の考えや特徴、長所や短所も持たないまま、ものや芸術作品を作るとクオリティの高い作品を作れません。これは問題です。ではこうしたハイクオリティのものや芸術作品などを作る場合には、どのような考えをもったらよいのでしょうか。ここではものを作る考え方を記します。


職人の間にある守破離


 野球を含め、音楽、ものづくりなど、職人と呼ばれるプロの世界では「守破離」が使えるといわれます。約束を守り、約束を破り、最終的には約束を離れて自分で約束を作ることです。変化という中の進化とも言い換えることができます。

 

守破離を体感するには


 そのためには意識を意識と思わないことが大切です。昇華といいましょうか。たとえば恋人作りの場合にも、恋人を作りたいと思わないほうがかえってできるといわれます。集中して意識していたことを忘れ、修羅場や勝負どころで冷静になることで適切な対応を取ることが出来ます。


真似し捨て加えることで作る


 先人の様を見て技術を真似し、形を盗む、そして不必要な部分を捨て、必要な部分を付け加えることで新しいものを作ります。例えば特許なども同様な手段で作ります。Jazzと電気ギターをあわせてSKAができることも同様でしょう。


作るには・・・マイナス面をも持ち合わせる


 なお、新しいものを作る場合には長所を一点持ち、それを広げます。すると短所をカバーすることも出来ることもあります。また、見方を変えると短所も長所となることがあります。そう考えると皆、短所と長所は表裏一体で有しているものです。ですから短所しかないと思っていてもそれは長所を見つけられる人でもあります。

 この長所や短所を見つけるためには・余裕を持つことと・失敗の恐れを持つこと、これらを同時に持ちながら行動することにあると思います。

 さらにこうして出来た長所を基準にあわせること、そして相手がどうあれ自分の手中におさめること、これが重要になるのかもしれません。


作るものを支えるものとしての役割


 そうした行動た考えを支える役割として、私のような者がいるのかもしれません。例えば私は吹奏楽をしているのですが、そこでの役割を考えると「失敗してもいいから自分の音を思い切り出しな」、と、勇気を与える役割を担っているような気がします。




それを以下を読んで考えました。
古田敦也 「優柔決断」のすすめ PHP研究所 2009.10です。

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