PSWとして必要な力を養うには
医療関係、地域関係いずれもPSWのあり方として「調整力」と「問題解決力」が肝になることもあります。それには無知の知を知り、他人に動いてもらうこと、行動と気持ちとをわけて、時にスーパービジョンで問題を明確化する必要があります。
また現場に飛び込み解決の場数を踏むこと、機会を平等とし成長することが必要です。
即ち自分を認めることが重要となり、自分、相手、組織とを全て認めることで何が自分が出来るかを考えるきっかけとなる可能性が有ります。
PSWとしてのあり方 医療と地方と
PSWはやはりどうして、なぜか医療系メインで考えられていて多くが何か決められたものに従う事を大事としているようです。これは疑問です。どこか
- 特例からの一般化のし間違いや
- 原因と結果のつながりが逆
一方、本来のPSWのの役割としては、利用者の益と成るようなときに決められた枠から飛び出る営業をすることが重要だと私は考えています。ですので役割によって態度を変え、
- 自分を分析してどう支援するか
- あるいは見守るか
PSWとして力を発揮するには
前者の「決められたものに従う」考えにおいてPSWの専門性は他職種と比較すると明確化でき難いですが後者の「営業的な」考えを基に専門性は何かと考えますと他の人に動いてもらう力、調整力も立派な専門性だと私は考えています。また専門用語を一般用語に置き換えるいった説明力も一つの専門性になると考えられます。
そういった意味ではカウンセリングの技術など小手先の勉強をしても意味があるかというと疑問です。それよりは
- 自らの無力さをある意味理解し(無知の知)
- 地域にいて難しいことを説明する縁の下の力を持ち
- 時には他の人たちに動いてもらう、
そうした調整力、解決力とはどうしたら養えるかを以下に示します。
調整力を養うには
そうした調整する力を養う際、自分の見方を客観的に見るため同職種の支援として振り返り・スーパービジョンが必要です。(異職種はコンサルテーションというらしいのですが、これを区別することに疑問があります。相手のためになるなら正直どうでもいいので。)
その際、相手との話で気持ちと行動とを分けて考えることは第一に必要です。
これはある意味自分を認める事が価値になります。母性的な面と父性的な面を別に持っていることを知る必要もあるでしょう。
そうした意味では精神保健福祉士として活動するには自分自身の生き方を一緒に考えて詰める事、考えてくれる人、スーパーバイザーを持つことがある意味専門性になるのではないかと豊島は考えています。
解決力を養うには
また解決する力を養うには実際に現場に飛び込むことを基本として私は機会平等をよしとし結果平等とはしないようにすることが重要ではないかと考えます。
これは利用者さんや患者さんにも言うことができ、どうしても障害を支援すると言う言葉をきくとハンデがあって、得られるものは異なるから結果を調整すれば何とかなるだろうと考えがちですがそれは違う気がします。
結果を調整して何とかしようとする考えは「魚が欲しい」と訴える相手に対して直接魚をあげることになり、魚をあげた瞬間は相手は満足したとしても再び相手が魚を欲しくなったら再び「魚が欲しい」と訴えてきます。これは問題を先延ばしにしただけで何も解決していません。
ですから、そうした場合には魚をあげるよりは魚の取り方(プロセス)を教えることでその人なりの魚のとり方を学んでもらう自らが成長してもらうことが大事なのではないかと考えています。
一方患者さんや利用者さんとしてだけでなく組織に関わるワーカーもおり、これは一見違う考えを有しているように見えますが、見方を変えれば同じような考え方を有していることを知ることも大事です。
患者さんや利用者さんに対して抜群に調整力を発揮出来るならば少し形を変えるだけで組織の調整力にも応用することが出来ます。
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