人間の基本循環に戻る大切さ


 今年2015年のGW前は仕事があまりに忙しく、混乱して何が大切か忘れてしまう部分がありました。これは問題です。ですからそこで基本に忠実に立ち返って「休むこと」を実践しました。すると「ほぼ」混乱前の基本的な生活を取り戻すことができました。そこでここではその基本に戻り休む大切さ、そして休む前までに気づくべきことや実行すべきことを書こうと思います。


悪循環でますます悪くなる。


 日本人は外国人に比べて几帳面だといわれています。これは例えばものづくりの業界において、「高品質な製品を作れる」という面ではよいのですが、一方、細かいところにこだわりすぎるがゆえに大事なところを忘れ、病んでしまう面もあるのだと思っています。

 私も日本人であるからか、このようなことがあり、仕事量が増えてくるとすべてをある程度の質でこなさなければ無ければならないと考えます。そしてそれが続くと何をするのにも億劫になってきます。
 すると、これまで大切にしてきた趣味や楽しみをないがしろにし、仕事以外のことが考えられないようになってきたようでした。そしていつしか自分本位に行動するようになり、最終的には何をしたらよいのかわらない状態になりました。

 この状態ではどこか「せざるを得ない」と考えることから柔軟性より完璧性を目指す傾向にあります。だけども完璧性を目指しても満たされないことから、ますますせざるを得なくなる悪循環に陥ります。これは問題です。


悪循環を断ち切るためには新たな循環をまわす。


 ですからそうした悪循環の問題に対処するためまずは休むことが大切だと思い、それを実行しました。休むことでこれまでの自堕落な生活をいったんリセットし、人間本来の生活を思い出すことが可能です。

それには

1、朝日とともにおきる。

2、ご飯を食べる。

3、適度な運動をする。

4、寝る。

といったサイクルを実行していました。

 こうした「基本以外をしない」という仕事場に言って作業するといったいままでのサイクルとは別のサイクルをまわすことで、自然の中で自分が生きていることを知ることができます。すると何が大切か、を見極められます。

 上記の例でいうならば、最初は寝ることさえも苦痛です。寝る以前の行動に対してあれがまずかったのではないか、こうすればよかったのではないかと悔やみ、苦しみます。また再び同じような間違いを起こすのではないかと不安になります。


基本の循環をまわすとどうなる。


 しかし、不安や不満を持ちながらでも実際に行動をしてみると、ちょっと離れた視点でものが見えるようになりました。休む前は「そんなの嘘だ」と何にでも猜疑心がでてきますが、休んでいるとそういった硬い考えが柔らかくなりました。


悪循環を予防するには。


 本当はこうした休む必要の出てくる前になんらかの自分の異常に気づくということが大事だと思います。

 今回は仕事量の過多ですが、それは事前に気づけました。

 ですからそうした異常に気づいた時点で自分に正直になり、自分が疲れているなら疲れている、何とかしようとしすぎない、という実行をすることも大事だと思います。

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