おっさんの九州旅(概要)

  このたび2020年11月3日から2020年11月21日まで九州3県(鹿児島、福岡、長崎佐世保)に行き、九州の地が関西や関東と違ってどのような土地なのか、ここで暮らすには何が必要か、九州で暮らす人たちはどんな方か、などを体感しました。

 また今後台湾に行こうと考えていますが、その際自分の知っている文化圏とは異なる文化圏に入り込むにはどうするか、といったことの練習をする目的として、九州で生きるにはどうするのか、交渉などをするにあたり何が必要かといったことを調べました。以上のことについてここでは書きたいと思っています。

 

 必要だったもの

  •  氷点下まで耐えられるマミー型の寝袋
  •  タオル2枚くらい
  •  数日分の着替え 
  •  体洗う用、衣類洗う用の洗剤
  •  歯磨きセット
  •  移動を缶便にする小分けのバッグ  

 持って行ったけどいらなかったもの

  • 暇になったら読もうと思った5冊の本
  • 過剰なタオル


 荷物

 上記の必要だったものと持って行ったけどいらなかったもの、すべてをロスコの大きなリュックバッグに入れ持って行きました。

 荷物の大きさは飛行機の手荷物に乗るぎりぎりの大きさだったので、行きは預け荷物帰りは手荷物で乗せ移動しました。今回飛行機は国内便でしたのでまだ荷物の大きさが厳しく取り締まられることはなかったですが、海外へLCCで行くとしたら荷物の大きさが引っかかって輸送するのに追加料金がかかりそうな気がします。大は小を兼ねると思って大きなバッグの荷物を持ってゆきましたが、使わないものを持ち歩くことは苦痛でしかなく、それだったら使わないものは使わないものとして持ってゆかない勇気を持つ必要性を感じました。

 荷物の総重量は合計でおよそ10キロ近くあったので、日中は都度大きな荷物と小さな荷物に小分けにし、大きな荷物をコインロッカーに入れました。コインロッカーは主要の駅にももちろんありますが、それ以外にも特に主要駅の近くに百貨店や商店街がある場合にはそこにもコインロッカーがあり、百貨店や商店街の空いてる時間に荷物を預けて移動することを考えるならどちらかというと割安でした。なお

  • 鹿児島では駅のロッカー(400円/24hr)に対してイオンのロッカー(200円/day)
  • 博多では駅のロッカー(400円/24hr)に対してヨドバシのロッカー(200円/day)
  • 佐世保では駅のロッカー(400円/24hr)に対して五番街のロッカー(100円/day)

がそれぞれありました。上記の百貨店や商店街にある安いコインロッカーは駅のあるものと比べて大きさは若干小さかったです。

 

 気を付けたこと衛生面など

 お金を使って毎日宿泊所に泊っても良かったのですが、それぞれの地を知る意味では現地での地を直接足で回る必要があると思いました。それゆえ野宿と宿泊施設を5:5くらいの割合で行いました。

 野宿をするにあたって幸い日本には至るところに公園があり、その公園ではたいてい水道とトイレが設置してあります。ですので公園の水道で無料で口をゆすいだり水を飲んだり用を足したりできたのは非常にありがたかったです。また日本にはどこの場所にも銭湯があり、特に鹿児島は桜島が活火山であることから県内のいたるところで格安の温泉があります。ですので衛生面を考えて日々銭湯や現地の温泉を利用し身を清めました。なぜそのようなことをしたかというと、恐らく一般的な人は汚い人と話や交渉をしたいとは思わないだろうと思ったからです。

 なお僕も現地に行ってから知ったことなのですが、今の武漢肺炎の蔓延に伴い、国がGOTOという事業をしているだけでなく、実は地方自治体も宿泊や食事について助成事業をしています。それらをうまく組み合わせ利用することで格安で泊まったり食べたりすることができました。このようなものをもつけられること自体が実に運がいいです。


 全体的な特徴 地産地消ができるため食べ物がおいしい

 基本的に九州にはどの県にも港があります。ですから、近場の港でとれた魚を新鮮な状態で捌くことができるようです。それゆえ店などで出される魚はおいしいと思われます。またお野菜も九州内でとれたものを回すことができるので、近場のおいしい野菜を食べることができます。

佐世保の港です。港近くには市場がありました。

 

 東京や大阪などでは流通量が多いので自分の土地とは異なった様々な土地のものを食べることができますが、魚も野菜も生き物なので、それらが取れられて死んでからすぐ食べる方がおいしいと思われます。その意味で九州の食べ物は他の県で食べる場合と比べておそらく美味しいのでしょう。


 仕事に対する考え方

 九州に生きている方と接してみて、どちらかというと生きるための仕事をしている人が多い印象を持ちました。ですので仕事に関して基本的に「遊びの要素が少ない」かもしれないと思っています。

 また素直で真面目な人が多いためか、例えば歓楽街で呼び込みをしている人であっても東京などのように強引に呼び込もうとしたり人を騙そうとしたり傷つけたりしようとする人が少ないイメージを持ちました。全体的に中庸な人々が多数を占めているように感じられ、変に尖っている人や変に外れているような人は少ないような気がしています。もしかしたらそのような尖った人や変に外れている人は大阪や東京などの都会に出て行ってしまうのかもしれません。

 

鹿児島市歓楽街 呼び込みは強引でないです。


 今回行った土地はあくまで一つのケースでしかありませんが、少なくとも食べ物がおいしく、また中庸な生活を目指す人でしたら九州に住むのはありだと思います。

 次回以降はそれぞれ行った場所の記録を書きたいと思います。

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