実習指導において指導者側が気にする方法を書きました。①計画の策定と②実習生自身の波長合わせです。更にPSWとして活動する場合において、その職務は何たるか、どのような考えを持ったほうが良いのか、加えてコメントをする場合における注意もここでは書いています。 利用者さんは人あっての精神疾患 長年精神障害を患っているお客さんを見ていると目が曇るのかわかりませんが 指導者は利用者さんが病人である前に人間であることを考える 必要があります。 そして なぜ、誰のため、何のため自分は仕事をしているのか 実習中、そして実習後、更には働いてからでも少なくとも一度は深くじっくりと考える必要があるのかもしれません。 それを実習生とわかちあい、ともに考える機会も私は指導者の実習において必要になると考えています。 こられた実習生は何回目の実習か そうしたことをあらかじめ理解したうえで指導の一部分、実習というものを考えてみます。最近の実習は、病院と地域での二箇所でなされています。 ですので実習にこられた実習生がそれぞれ何回目の実習で来たかによって指導するポイントが異なるのだと思っています。それぞれ具体的には 一回目の実習ならば二回目の実習に活かせられるように支援する。 二回目の実習ならば一回目の実習を思い出す。 ことが望まれるように思います。 実習生との接し方 マネジメント でも記したので繰り返しになりますが、事前訪問を通して施設側のバイザーとの関係を作ります。その際、必要となることは、①計画のすり合わせ(前々回で紹介)と②実習生と施設との波長合わせです。 施設側と養成校側との計画をすり合わせる段階においては計画が施設側、養成校側とで異なった場合、通常どちらかが折れねばなりませんが、どちらかと言うと養成校側が折れるのが正しい気がします。なぜなら 実習先は養成校の体験の場ではなく、 本当の支援の現場 だからです。 また波長合わせの段階において「NOと言えない人をNOと言わせるようやさしく接する。 実習生を丁寧に扱う」のが重要(これを「甘やかす」と表現します。)と言われますが、私はそれは実習生が自立してもらう意味でも利用者が自立してもらう意味でもそれが必ずしも正しいとは言えないと思い ます。 なぜ実習生
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