組織の関係




















 たいてい会社などの組織には終わりの無い目的が設定されています。その終わりの無い目的を目指し続けるためには、いかに組織を良循環で回すかが重要です。そのため目的は目標から課題へと落とし込み、個々人が小さな問題の解決を日々します。その課題を解決する組織には人は勿論、人から生まれる仕事との相互関係があります。これらを認識し、良い関係を導き出すことが組織を回す一歩となります。そこでここでは組織内のヒトと仕事との関係をどうするのが良いかを書きます。


ひとは


 組織を構成するヒトが関係を作る場合、目に見えぬ心と言葉を用います。関係は絶対的なものではなく、縛り、守り続けられるものではありません。そしてその関係には自分と他人との見方が必要です。

  • 自分は
自由に、商売ならば相手を素直に見、聴いて共感します。
意図的に聴く姿勢を持つと冗長率が下がり、相手は不自然さを感じます。

  • 他人は
管理と銘打った監視を避けることが必要です。
下手に熱い思いを出されると、言われたほうは醒めてします。


 組織と個人の齟齬を防ぐために通常採用試験を行ったりしますがたった数回の面接で心から能力まで見極めることは難しいです。ですから究極アメリカでの採用試験のように、ある程度無報酬で何かさせてみて慣らし、あるいは興味が持てそうなら本採用という形をとるほうがいいかもしれません。


仕事は


 手段と目的とがあり、どこに数値を置くかで行動が変わってしまいす。

 例えば会社でしたら改善提案をした結果が大事です。なのにも関わらずその数を出すことに躍起となるならば本来の目的と異なります。またそうした改善の数を競おうとする場合、究極何でも通ってしまいます。なぜなら仕事そのものが日々の改善活動だから。

 得てして仕事の関係が上手く機能しなくなると不健康・赤字経営となります。そうした場合、あるいは近い将来そのようなことになることが考えられる場合、①資本を縮小するか、②自社の売上を広げるかの手段をとります。

 ①は一般的に赤字は悪い考えとして諦め、解散することを考えます。地獄を見て、一から這い上がろうとすることが考えられます。
 ②は一般的に良い考えとしてコンサルタントに指示されたりうるさい、細かい、しつこい人を身近に置くことで赤字を克服するまで粘り強く対処し続けることです。

 私は良悪の判断は出来ませんが、どちらも重要なことでバランスが必要なのだと思います。


それを以下を読んで考えました。
長谷川和廣 仕事のアマ仕事のプロ 詳伝社 2010.12です。

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