混沌状態の問題に対し自ら答えを出す。
答えが見出しにくい現代において、問題の発生する場合があります。
そうした場合、何が正解で、何を「良し」とすればよいのでしょうか。
ここではどうした行動をとることでそれら問題の答えを見出すことができ、
また考え方の面で何に気をつければよいか、といったことを書きました。
世の中は不確実です。
世の中は不確実です。ですから確実なものを得るため何かに“すが”ります。
婚姻届やお金など、目に見えるものが対象となる場合もありますし
あるいは占いや人間関係など、目に見えないものが対象となる場合もあります。
こうした“すが”る原因として、その心には
・これしかないのだといった強迫感や
・これが絶対的に正しいといった崇拝感
があるのかもしれません。
これら自体のあることは別に問題ないのですが
個々が行き過ぎてしまう(程度が大きい)と、自分自身の神経症や
他人に対する「自分の考え」の押し付けとなってしまいます。これは問題です。
ですからそうした問題を防ぐために、現実を適切に見る目や
難しくて考えたくもなかったようなことを理解する頭が必要です。
その際、効率的なことを執着してしまうとかえって非効率になります。
例えば肉体的な疲れを認識せず働き続けることで
やがて心の病気になってしまう場合がそうです。
こうした場合には肉体的な疲れを認識する目が必要になります。
①自身を知り、計画/行動/記録する。
そこでそうした現実を適切に見る目や考える頭を持つためには「自身を知る」必要があります。
自身を知る例として世には精神分析があります。精神分析では
すべての(心の)問題の答えは無意識の中に存在していて
それを意識的に表出させて解決するといわれています。
他に答えを安易に求めず、自分から考えを発する方法ですが、
この方法を応用することで、問題を解決できます。
その応用の方法として、「計画を立てること」があります。
はじめに目的を立て、次に行動します。行動後は記録を読み返し、
目的に立ち返るか適宜行動を修正してゆきます。
はじめに目的設定には、Yes/Noといった二項対立や
なぜ?といった開かれた質問をすることで見出せます。
次の行動では、行動を続け習慣化することで
気がついたら身につけるといったことが可能です。
最後の記録をとるとこれまでしてきたことを確認でき
またこれからしたい目的までの距離を把握できます。
行動を習慣化し記録する。
例えば就職試験の場合でしたら自分の満足する仕事をすることを目的に、
会社にあわせて、あらかじめ紙に志望理由を記録します。
そしてそれを自然に、且つ適切に答えられるように練習します。
また出版をする場合でしたら
多くの人に自分の考え方を知ってもらうことを目的に
原稿を受け取ってくれそうなリストをあらかじめリストアップします。
そして順次出版社に原稿を送り続けます。
こうした行動をする際、好きなことを目的、実践するならば
たとえ行動の結果失敗してもそれほどダメージはないでしょうし
失敗した原因を問えうることで考え方の深みを増せられます。
②感覚を研ぎ澄まし、時間的余裕も持つ。
また自身を知って行動し、結果を出すだけだけでなく、・結果以上に結果をどう感じるかを持つ、そして
・感じ取る時間の感覚を長く持つことも重要です。
結果には(自身が)良い(と思った)結果と
(自身が)悪い(と思った)結果とがあります。
良いと思った結果な場合は、体力が続く限り
行動幅を広げても良いと思います。
一方悪いと思った結果な場合でも、
ピンチをチャンスと捉えることで
次回同じような行動をする場合に
今回同様悪い結果を起こさないよう行動することができます。
さらに感じ取る時間の感覚を長く持つことも重要です。
たとえ今は駄目でもいずれ正しかったと思えるかもしれません。
ですから
①無理に抵抗をしない。
「しなくては」という気持ちより体に耳を傾け場合によっては休む。
落ちるときにはとことんまで落ちる。すると後はあがるしかない。
②他者や自分を振り返り見方を変える。
挫折や読書の経験を通して自分を他人の目で見る。
すると失敗が成功に見えることがある。
こうした自分の状況を変える、あるいは感覚を変える
といったことで問題への解決が図られる可能性があります。
それを以下を読んで考えました。
夢を実現する技術 藤沢晃治 PHP研究所発行 2008.1です。
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