他人視点で自分をはかる。第三者視点の重要性。

他人の視点を持つことは自分に秤を持つこと





















 気持ちの面で問題が発生した場合、私は勇気を持って自ら立ち向かうことが重要だと思っています。しかし世の中にはそのようなことをせず、他人に依存することがよいと考えられている方もいます。こうした他人に依存するということは人の視点を持てず、問題です。それはどこがどのように問題で、反対に依存しないこと他人の視点を持つことはどのような利点があるのでしょうか。ここではそうした利点と、利点を得るための方法を書きました。


割り切れていないのは分解しきれていないから


 サイコパスな方はもちろんですが、一般的な方の場合であっても他人は自分でないためわかりません。ですから相手が嫌であったり、違ったりすることで不満を持つことは必ずあると思っています。

 そうした不満に対しては個人の気持ちを大切にし、勇気をもって相手に立ち向かう必要があると考えています。そのためには常日頃から気持ちを味わい、場合によってはとことん落ち込んで、反省することで策を練るか、あるいは問題そのものから離れ、忘れるという方法もあるのだと思います。

 私個人的には前者の勇気を持つことが重要だと思う一方、世の中のそうした気持ちに対処する方法として後者の方法や、あるいは他人に依存するといった方法があるのだと思います。

 例えば朝のテレビ番組で放映されている占いを見て一喜一憂したり幸せにしてくれる基準を相手に求めたりする場合がそうです。あるいは自分探しの旅に出てぷらぷらしている場合や白馬の王子様を待つことなどもその類といえるでしょう。

 これらの事例のような行動をとることは確かにラクですがどこか責任感がありません。当然他人に従って行動しますけれども行動から問題が起こった場合にはその原因を特定することができません。となると問題も改善を図ることができません。これは問題です。

 ですからもしそのような他人に依存していることが問題と考えそれを解決したいと考えるならば、状況に対する策として相手と、自分との比較とをそれぞれ分けて考える必要があると考えています。


原因は脳なのかも、しかし使い方しだいで有用に。

 
 なお、こうした都合よく考える解釈は脳がしていると考えられます。脳が都合よく簡単に解釈することで通常ではわからないことだらけの世の中を、こうあるものだと納得している部分があるのだと思います。

 例えば本来なんてことない良くも悪くもない一日でも今日はこんな日なのだと、都合よく解釈することで嬉しいがったり、悲しがったりしてします。

 そこでこうした感情を持っていることに疑問を感じられたならば・事実を持って打ち消すことで良くも悪くも無いことが認識できるのかもしれません。あるいは・逆が真であること・価値が変わることを認識することでも考え方の転換を図られる可能性があります。

 こうした考え方の転換を図るには第三者に考え方の歪みを取ってもらうことが重要です。

 例えばカウンセラーにとってはカウンセラーがいて(前者をスーパーバイジー、後者をスーパーバイザー)ゆがみを対面でとってもらうことを通常はします。

 あるいは気持ちを文章に書き出し、書いた文章を一定時間経過後に見返すことで、第三者的な視点を持つことも出来ます。


第三者的な視点を持つ効果


 こうした第三者的な視点を持つと、以後起こりうるであろう問題に対し以下3点を改善できます。
①好きを追求できる。:必要以上をすることが苦でなくなり、運がよければ苦手も避けられます。
②気持ちを味わえる。:「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉がありますが、そのとおりで悪いと思っている小さな歪みを小さいうちから対処できます。
③今が変わり、未来が変わる。:今の自分は過去の自分から出来ていますが、この考え方を応用して今の自分を変えることで未来の自分が変えられます。

 「自分の出来ることをどうするか」といったことから、場合によっては役割を持つことによって、単調だとしても「続ける」ことから「結果」を得られます。

 一方で「続ける」場合、例え間違ったことであっても、場合によっては続けていることで捨てることが名残惜しくなります。ですからそのために続ける判断は適宜する必要があります。


 いずれにしても現実の状況とぶつかり、その都度自分なりの意思表明をすることが大事なのだと考えています。

それを以下を読んで考えました。
ものごとに動じない人の習慣術 菅原圭著 河出書房新社発行 2009.8です。







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