心の利益を向上するには
結婚、仕事、世間体など目先の利益が得られればすべて良い、という文化があります。これらは確かに安心のもてる部分があるのかもしれません。しかしそれでは革命的なこともできませんし、続けてゆくと何のために行動しているのか、あるいは何のために生きているのかがわからなくなってしまいます。すると場合によっては悪いことを良いこと勘違いしかねません。これは私は問題だと思っています。そこでそれらの状況を打開するにはどうしたらよいのでしょうか。ここではその考え方の転換方法と、気をつけるポイント、行動する場合において考えたほうがいいであろうことを書いてゆきたいと思います。
目先の結果重視な社会はおかしい
一般的に金や地位を得ることが満足と思われます。しかしそうした金や地位などという目先の利益を得ることの考えが大きくなると、いずれ「砂をいかにして金として騙すか」といった悪意を持った行動を「良し」としかねません。すると「働かないことが素晴らしい」などといった間違った考えが生まれてくる気がします。これは私は問題だと思っています。
そこでそうした考え方への対策として①価値観の転換を図り②継続することから力を蓄え③組織や個人に感謝をしながら④行動することが必要です。
そこでこれらとはなにか、といったことを以下に詳しく書きます。
①価値観の転換を図るには
はじめに、価値観の転換を図るには「挫折を経験する」必要があります。それは理想と現実との差を埋めることです。
かつて「電力の鬼」こと松永 安左エ門さんは「大病、投獄、浪人を経験せねば人は大成しない」といっていました。これらは挫折しすることで大物になれる、言い換えれば大物になるには理想と現実を埋めることが必要だ、といわれているのだと私は解釈しています。
なお、挫折の経験には自分で意図のできない部分があり、気がついたら経験するといった場合もあります。
そうした挫折を経験することにより、これまで存在した価値基準をずらせられます。無駄が無駄でないことを知る機会ができるといえる場合もあるのかもしれません。
また金という対価の先に何があるか、・何をスキルとして生かし・何が出来るかということ・何のために働くか、を追求することでも見出すことが出来ると思います。
②継続することで力を蓄える
価値観の転換が図られたのでしたら、おそらく次は当たり前のことを続けること、またアウトプットすることが重要になると思います。
私がこのブログを立ち上げているのも専門家さんに近づくためでもありますし、また相手の言わんとしている内容の表現方法を学ぶ意味でも重要だと思っています。
そして続けることで、記録になります。また結果の状態によっては損を想定し諦める必要のある場合もあります。
続けるか、やめるか、これらの判断はそのときの状況次第です。
③-1会社や組織への感謝
そうした判断を続けていると、いずれ感謝したり柔軟な発想を持てるのだと思います。
例えば会社では教育費というリスクを負って社員を雇っていることを認識できます。またその費用は最初会社が負っていることもわかります。すると働きを通して経営者に利益で返す、といった感謝の考えを醸成できます。
なお、現状国などが推進している福祉は、柔軟な発想ができにくいです。なぜなら事業や業務の判断は国や地方公共団体頼みであるからです。
③-2個人の利益向上への応用
なお、こうした柔軟な考え方の転換は個人の利益を向上させる場合にも応用できます。
われわれは普段生活費という経費を使って、日々生活し続けることで満足という利益の向上を図っています。
そうした生活が出来るのには普段の生活があってのことで、そうしたふだんの生活を意識することで自分の心を育てられます。
それに対して目先の利益にとらわれてしまいますと、例えばお金を持ちたい気持ちがお金を持ちたいといった行動を呼んだり、恋人を必死で探すことでかえって恋人が出来なくなったりします。これは即ち利益や結果に執着することで逆に得られなくなる場合もあるということです。
④行動する
ですから仮に今個人の中で良くなりたいと思っているならば、普段の生活や自分を見つめなおし、執着することなく行動してゆくことが望まれます。
すなわち理想と現実を認識し、続けることから柔軟な発想や感謝の気持ちを持った後に、遊びの中で好きな意欲を育む行動をとるとともに、嫌いを見つけて行動することが重要です。
そのため具体的には自分の中で「出来る/出来ない/したい/したくない」をそれぞれ表現し、リスクを負いながらも自分で行動します。
先の恋人のできない例でいうならば、目の前の好きなことをしている間に結果として出来てしまう、ということもあります。
まとめ
結果として他人との比較をしたりや本来行動後に得られる結果に執着することなく、感謝をしながら目の前の好きなこと、即ちなすべきことをすることのほうが最終的に高い利益を確保することができそうです。
それを以下を読んで考えました。
僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか 小暮太一 星海社発行 2012.4です。
コメント
コメントを投稿