他人に奢る良い効果 その2

 前回は他人に奢る効果を書きました。今回はさらに先、おごり続けるとどうなるか、すなわち「一回のおごりで副次的に得られる効果」と、「連続的に奢ることで得られる効果」とを書きます。今回のことから一回だけでなく複数回奢り続けることで一人でも多くの方がより多くの方に連鎖し、どんどん幸せになる可能性が増えます。そこでここでは奢ることでそれぞれ得られる効果を書きました。


一回の奢りで副次的に得られる効果


精神的に優位に立てる


 通常奢る場合には自分は他人よりリスクを負っています。ですからリスクを負っていない「他人の集まり」=「聴衆」が騒いでいたとしても、それに影響されません。「リスクを負っていない聴衆が奢られたことに騒いでおる」と考えられ、聴衆から怒られても殴られても精神的には優位に立っているため平気です。


人間関係の整理が出来る(勝手に整理される)


 ここでも示されていますが奢った人の今後の付き合い方を考えられます。
 
 例えば目下のものから奢られるべきではない、初対面の人から奢られてはならない、などといった思い込みがあったり、あるいは相手から「もらうこと」自体に何らかの後ろめたさを「感じる」といった思い込みのある場合には、どんなに懇意にしていた人からであっても「施し」を拒否します。これはロケットニュースでも示されています、「ホームレスの方から施しを受けたくないこと」はこうした思い込みがそうさせているといえます。

 そうした意味で上記のような何かしら「立場に応じて何かせねばならない」といった考えを持っている方や、「人から施しを受けるということ」に対して後ろめたさを感じる、などといった「考え方に歪みのある方」とは長く付き合ってゆくと、例えば信じているさなか突然裏切られたり、肝心なところで意図しないような行動を取られることがあります。するとせっかく裏切られるまでお金や時間を投資してきたとしても、最終的にはすべて泡となってなくなってしまいます。そうした方とは付き合わないほうが良いと私は思います。

 逆に「奢ったこと」に対して快く奢られてくれるような人や、「あげること」に対して歪みなく素直に受け取ってくれる人とは、関係はより強固になってゆきます。最終的には何かしら自分や相手、もしくはその他の人にも「利」を運んでくれる場合が多いです。なぜなら困ったときに「困った」といえば助けてくれることがあるでしょうし、逆にあげることと等価のものをくれることもあるからです。そうした方とは時間もお金も投資する価値はあると思います。

  いずれにしても素直で誠実な人とはつながり、歪んだ考えを持った不誠実な人は自ら関係を切ってくれます。


連続的に奢ることで得られる効果


良い情報が手に入る


 現在はネットが盛況な情報化社会で、玉石混交な情報が存在します。そうした有益とも無駄ともいえない情報が多数ある中で、奢ることによって相手から有利な情報を持ってきてくれることがあります。
 なぜそのような仕組みになるかということは、先の人間関係の整理の項でも示しましたが、誠意ある人と接することで自分の行為が歪みなく相手に浸透することによって、逆に本当に価値のある情報をくれるからです。
 通常あることをしたらそれに応じた効果が発動します。奢った場合についてもそれが言えます。すなわち相手に「満足してもらいたい」と言って奢ることにより、相手から良い「満足する情報」を得ることが可能です。


関係者が増える


 奢ることで「奢る噂」が「次回に奢る行為」を助け、より多くの人と関われます。噂が噂を呼ぶことで繋がる関係は、通常の無目的な集まりとは違い、より素早く、より強固に結びつきます。


まとめ


 奢る機会を持つことで、副次的に自分は気持ちが落ち着き、人間関係が整理されます。
 一方で連続的に奢り続けることで、整理された付き合ってゆくべき人間関係から連鎖的に関係者が増え、より良い関係が増えます。良い関係者が増えることで良い情報がどんどん集まります。そうした良い情報がどんどん集まるということは、最終的には皆が幸せになる可能性があります。
 以上からこれを読んでいただけた方にはどんどん奢り続けて欲しいと思いますし、一方で僕も奢り続けたいと思います。

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